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J-GLOBAL ID:201002220426656631   整理番号:10A0489231

マウスの雄性生殖細胞におけるTGFβシグナル伝達は始原生殖細胞休止と受精能力を調節する

TGFβ signaling in male germ cells regulates gonocyte quiescence and fertility in mice
著者 (24件):
資料名:
巻: 342  号:ページ: 74-84  発行年: 2010年06月01日 
JST資料番号: C0522A  ISSN: 0012-1606  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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精巣発生時において始原生殖細胞の増殖と死が高度に調節されることで,成体精原幹細胞の標準的集団が形成され,精子形成は正常に維持される。トランスフォーミング成長因子β(TGFβ)は増殖とアポトーシス調節を行うが,著者等は精巣発生時におけるその発現と機能について研究した。著者等はin vitroにおいてTGFβ2が休止始原生殖細胞でのみ発現し,始原生殖細胞増殖を低下させることを示した。TGFβ2機能を調べるために著者等は生殖細胞のTGFβ受容体II型無効の条件マウスを開発した。大部分のknock-out動物は胎児時に死んだが,生存成体では精原幹/前駆体細胞プールが減少し,やがて生殖不能となった。in vivo発生を模倣した器官培養系を利用し,著者等は13.5dpcから1dppまでの間,増殖性,及びアポトーシス性の始原生殖細胞の比率が高いことを示し,この動物の胚休止の減少を示唆した。逆に移植野生型精巣を13.5dpcから1dppまで1日毎単離し,24時間TGFβ2処理を施すと静止持続時間は増加した。本データによりTGFβシグナル伝達経路は精巣発生中,胎児及び新生児の生殖細胞増殖の負の調節因子として直接作用することで,生理学的役目を果たすこと,またTGFβシグナル伝達経路は生殖細胞休止持続時間を調節するものとして,成体精子形成維持に必要であることが示された。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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生殖器官  ,  発生と分化 

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