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J-GLOBAL ID：201002220454069326   整理番号：10A0954406

リグニンの利用に向けて

Prospect of Lignin Utilization Research

著者 (1件)： 高野俊幸 (京大 大学院農学研究科)
資料名： ネットワークポリマー  (Journal of Network Polymer, Japan)
巻： 31  号： 5  ページ： 213-223  発行年： 2010年09月10日 
JST資料番号： Z0934A  ISSN： 1342-0577  CODEN： NPORF2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リグニンは,最も豊富に存在する天然の芳香族ポリマーであり,再生可能な資源として注目されている。しかしながら,リグニンは,紙パルプ製造プロセス,あるいはバイオエタノール製造プロセスの副生成物として得られているのみで,その利用は進んでいないのが現状である。本稿では,天然リグニン,および単離リグニンの化学構造,単離リグニンの利用例を紹介し,今後のリグニンの利用に向けての課題について述べる。(著者抄録)

シソーラス用語： *単離リグニン ,  *再生資源 ,  副産物 ,  *分子構造 ,  芳香族化合物 ,  脱リグニン ,  リグニンスルホン酸 ,  *エポキシ樹脂 ,  架橋剤 ,  プレポリマ ,  ネットワーク構造 ,  *フェノール樹脂 ,  ポリマブレンド ,  紫外線吸収剤 ,  前処理 ,  単離 ,  フェノール類 ,  オレフィン化合物 ,  不飽和アルコール ,  フェノールエーテル ,  ジオール ,  芳香族アルデヒド
準シソーラス用語： グアヤシルリグニン ,  クラフトリグニン ,  シリンギルリグニン ,  フェノールホルムアルデヒド樹脂 ,  モノリグノール ,  リグノスルホネート ,  化学構造 ,  再生可能な資源 ,  網目高分子 ,  硫酸リグニン

分類 (3件)： 資源回収利用  (SC05060V) ,  木材化学  (FF05040V) ,  芳香族単環アルコール  (CF05070Z)

物質索引 (4件)： 2-ピロン-4,6-ジカルボン酸 ,  コニフェリルアルコール ,  シナピルアルコール ,  バニリン

引用文献 (78件)：

• J. Ralph, K. Lundquist, G. Brunow, F. Liu, H. Kim, P. F. Schatz, J. M. Martina, R. D. Hatfield, S. A. Ralf, J. H. Christensen, and W. Boerjan, Phytochemistry Reviews, 3, 29(2004).
• V. I. Popa, Cellulose Chem.& Technol., 41(9-10), 591(2007).
• F. S. Chakar and A. J. Ragauskas, Industrial Crops and Products, 20, 131(2004).
• T. Higuchi, J. Wood. Sci., 52, 2(2006).
• A. Sakakibara, Wood Sci. Technol., 14, 89(1980).

タイトルに関連する用語 (1件)： リグニン