抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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家庭内電力消費を節減するにはエネルギー消費状況の実態を知り,どのような対策をとるべきかを検討する必要がある。本論文では,類似した他の家庭のエネルギー使用状況から適切なエネルギー消費量を判断させ,省エネを推進する気づきとさせるために多数の家庭のエネルギー消費データを収集した。具体的には,回答者属性,回答者ライフスタイル,電気・ガス・灯油の24か月分の使用量と支払額を調べるアンケート調査を行い,1)消費エネルギーデータからの基本統計量の取得,2)Box-Chart(箱ひげ図)による基礎統計量の差異の視覚化,3)分布図による実態調査結果の可視化,4)重ねグラフによる可視化という手順で分析した。有効回答2220件の電気・ガスの使用量と使用代金の回答結果に対し,i)居住区分,ii)家族人数による比較を試みたところi)では集合住宅よりも一戸建てが高くなった。また,一戸建てでは郊外と都市のように場所が変わってもエネルギー消費分布に大差がないなど,4)によって各予測の相違点や類似点を明らかにできた。さらに,ii)では人数が増えるに従って消費量は増えるが,世帯人数が少ないと1人あたりの消費量が増加することなどが確かめられた。