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J-GLOBAL ID：201002220729640070   整理番号：10A0140274

超高圧架空送電線用高強度インバー合金線の開発

著者 (5件)： 中間一夫 (山陽特殊製鋼 研究・開発セ) ,  仮屋哲朗 (山陽特殊製鋼 研究・開発セ) ,  磯本辰郎 (山陽特殊製鋼 研究・開発セ) ,  佐内正雄 (住友電気工業) ,  西川太一郎 (住友電気工業 エレクトロニクス・材料研)
資料名： まてりあ  (Materia Japan)
巻： 49  号： 2  ページ： 69-71  発行年： 2010年02月01日 
JST資料番号： F0163A  ISSN： 1340-2625  CODEN： MTERE2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 合金設計及び製造条件の最適化により,世界最高クラスの強度を有すると共に,延性,熱膨張特性を高度にバランスさせた架空送電線用高強度インバ合金を開発した。高品質の合金線を安定的に製造する量産プロセスを構築した。炭化バナジウムによる析出硬化と伸線による加工硬化を併用し,結晶粒界への炭化物析出を抑制して延性低下を最小限としつつ高強度化した。送電線実用温度域での低熱膨張特性を満足するために,主要合金元素であるニッケルとコバルト量を調整した。強度と延性の両立に際しては,合金設計のみならず,圧延,熱処理,伸線等の各工程の製造条件を最適化した。送電線の垂下りを抑えられるため,既設送電線路で2倍の送電が可能となり,電力需要の増加に対応ができた。

シソーラス用語： 超高圧送電 ,  *送電線 ,  架空線路 ,  *アンバ ,  大量生産 ,  金属線 ,  延性 ,  合金設計 ,  熱膨張 ,  電力需要 ,  析出硬化 ,  バナジウム化合物 ,  炭化物 ,  粒界析出
準シソーラス用語： UHV送電線 ,  *インバ ,  架空送電線 ,  炭化バナジウム

分類 (1件)： 電力線路要素・工事  (NB05020V)

引用文献 (2件)：

• 佐々木進. 住友電気. 1984, 125, 54
• 送電用新種電線専門委員会. 電気共同研究. 1988, 43, 37

タイトルに関連する用語 (5件)： 超高圧 ,  架空送電線 ,  高強度 ,  インバー合金 ,  開発