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J-GLOBAL ID:201002220803702481   整理番号:10A0904527

有機金属化学蒸着法により成長させたZnO中の炭素不純物混入に対するO/Zn比及び成長温度の影響

The influences of O/Zn ratio and growth temperature on carbon impurity incorporation in ZnO grown by metal-organic chemical vapor deposition
著者 (7件):
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巻: 312  号: 19  ページ: 2710-2717  発行年: 2010年09月15日 
JST資料番号: B0942A  ISSN: 0022-0248  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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有機金属化学蒸着(MOCVD)の酸素源としてN2OまたはO2を使用して成長させたZnOにおいて,O/Zn比と炭素不純物混入の間の強い相関が観測された。その場質量分析測定から,MOCVD炉中のO/Zn比は臨界成長温度Tcまでは成長温度が上昇するにつれて最小値にまで減少し,次いでTc以上では酸素及びZn源の分解速度の違いのために増加した。炭素クラスタのsp2に関係したモードに帰せられる最強のD及びGモードがTcで成長させたZnO試料のRaman散乱分光で観測され,Tcで成長した試料で炭素不純物の最大混入比を示した。O2と比較してN2Oは低分解速度を有しており,そのためにO/Zn比は小さく,はるかに強いD及びGモードをもたらし,Tcで成長した試料の炭素不純物の混入比はより高くなった。興味深いことに,Hall測定から最小の比抵抗がTcで成長した試料で得られ,ZnO中で高伝導領域だと考えられる炭素クラスタの形成による電気的寄与の可能性を示した。さらに,N2Oのときのイオン化またはH2の添加はN2Oの分解を大きく促進し,膜の品質を大きく改善した。特に低温では,高O/Zn比は炭素不純物の混入を抑制し,MOCVDによる高品質ZnOを成長させるために重要であった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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酸化物薄膜  ,  半導体の格子欠陥  ,  半導体のルミネセンス 

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