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J-GLOBAL ID：201002220813904937   整理番号：10A0216993

ナノダイヤモンドのルミネッセンスに対する表面酸化の影響

The effects of surface oxidation on luminescence of nano diamonds

著者 (3件)： SMITH Bradley R. (The Univ. of Queensland, Dep. of Physics, St Lucia, QLD 4072 Australia) ,  GRUBER Daniel (The Univ. of Queensland, Dep. of Physics, St Lucia, QLD 4072 Australia) ,  PLAKHOTNIK Taras (The Univ. of Queensland, Dep. of Physics, St Lucia, QLD 4072 Australia)
資料名： Diamond and Related Materials  (Diamond and Related Materials)
巻： 19  号： 4  ページ： 314-318  発行年： 2010年04月 
JST資料番号： W0498A  ISSN： 0925-9635  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： この研究では,Ramanと発光分光法を使用して,高温高圧法やデトネーション法で合成した両方のナノダイヤモンドの窒素空孔欠陥ルミネッセンスに対する空気酸化の影響を定量化,特性化する。酸化処理が窒素空孔中心の励起状態寿命の13nsから25nsまでの増大をもたらして,5nmのダイヤモンド中では,このルミネッセンスの強度は少なくとも5倍に増加することが分かった。同時に,5nmのダイヤモンド中では,ルミネッセンスに関連する短寿命の表面欠陥が1/10に減少する。さらに,5nmのナノダイヤモンドで,その空気酸化がナノダイヤモンドのsp²と乱れた炭素の分率を1/5まで減少させるのがわかった。これらの結果に基づいて,筆者らは,5nmのナノダイヤモンドの乱れた炭素と黒鉛シェルが窒素空孔ルミネッセンスを消光することやこの消光が表面酸化で部分的に減少できることを提案する。これらの知見は,ルミネッセンスの消光での黒鉛と乱れた炭素シェルの役割に洞察を提供して,バイオと量子物理学用途への5nmナノダイヤモンドの適用性の意味合いを持っている。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ダイヤモンド ,  ナノ結晶 ,  ドーパント ,  窒素 ,  空孔欠陥 ,  *光ルミネセンス ,  空気酸化 ,  格子構造 ,  強度 ,  寿命 ,  スペクトル解析

分類 (2件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  無機化合物のルミネセンス  (BM08093J)

タイトルに関連する用語 (3件)： ナノダイヤモンド ,  ルミネッセンス ,  表面酸化