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J-GLOBAL ID:201002220834846287   整理番号:10A1247910

白金(II)錯体用いて修飾したチトクロームcの光物理とDNA結合性質

Photophysical and DNA-Binding Properties of Cytochrome c Modified with a Platinum(II) Complex
著者 (5件):
資料名:
巻: 114  号: 43  ページ: 13889-13896  発行年: 2010年11月04日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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白金(II)錯体結合チトクロームc誘導体,cyt c(III)-[Pt(bpy)(dapap)]1を調製した。ここで,cyt cを修飾したリシン残基はLys8,Lys13,Lys55,Lys60,Lys73及びLys88であり,bpyは2,2′-ビピリジン及びdapapは3-(2,3-ジアミノプロピニルアミノ)プロピオン酸である。cyt c(III)-[Pt(bpy)(dapap)]1ダイアドの事例で,貫通空間機構を経由した分子内光誘起エネルギー移動反応を通したヘムFe(III)部分が1([Pt(bpy)(dapap)]1)*の光励起一重項状態を消光した。次に,子ウシ胸腺(CT)-DNAの存在で,cyt c(III)-[Pt(bpy)(dapap)]1異性体のDNA応答蛍光性質を調べた。水溶液中cyt c(III)-[Pt(bpy)(dapap)]1異性体とCT-DNA間で得た結合定数,すなわちHPLCの溶出順序は静電相互作用がcyt c-DNA錯体を安定化する一重要要素であることを示唆した。最後に,蛍光異方性測定によってcyt c表面での[Pt(bpy)(dapap)]2+部分の回転運動を考察した。各cyc c異性体に対する異方性パラメータの増加はCT-DNAによる[Pt(bpy)(dapap)]2+部分の非共有結合認識がcyt c-DNA錯体生成とDNA感受性蛍光信号発生における必須事象であること明らかにした。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
核酸一般  ,  白金族元素の錯体 

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