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J-GLOBAL ID：201002220976960842   整理番号：10A0173815

トリクロロエチレンはFisher 344ラットのドーパミン作動性神経変性を誘発する

Trichloroethylene induces dopaminergic neurodegeneration in Fisher 344 rats

著者 (9件)： LIU Mei (Univ. Kentucky, KY, USA) ,  CHOI Dong-Young (Univ. Kentucky, KY, USA) ,  HUNTER Randy L. (Univ. Kentucky, KY, USA) ,  PANDYA Jignesh D. (Univ. Kentucky, KY, USA) ,  CASS Wayne A. (Univ. Kentucky, KY, USA) ,  SULLIVAN Patrick G. (Univ. Kentucky, KY, USA) ,  KIM Hyoung-Chun (Kangwon National Univ., Chunchon, KOR) ,  GASH Don M. (Univ. Kentucky, KY, USA) ,  BING Guoying (Univ. Kentucky, KY, USA)
資料名： Journal of Neurochemistry  (Journal of Neurochemistry)
巻： 112  号： 3  ページ： 773-783  発行年： 2010年02月 
JST資料番号： B0504B  ISSN： 0022-3042  CODEN： JONRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 成熟F344ラットへの環境汚染物質トリクロロエチレン(TCE)の6週間経口投与が,黒質-線条体系に及ぼす影響を検討した。TCE投与により,黒質緻密部のドーパミン作動性ニューロンの数が用量依存性に減少したが,線条体のコリン作動性ニューロンとGABA作動性ニューロンは減少しなかった。線条体の3,4-ジヒドロキシフェニル酢酸濃度は低下したが,ドーパミン濃度は変化しなかった。TCE投与ラットは,ロータロッドパフォーマンステストで運動障害を示した。TCE投与ラットでは,Parkinson病関連領域の細胞内にα-シヌクレインが蓄積した。TCEの神経毒性は,ミトコンドリア機能不全,酸化ストレス及び炎症によって仲介されることが示唆された。本研究により,TCE曝露がParkinson病の発症に関連することが示唆された。

シソーラス用語： ラット ,  実験動物 ,  ニューロン ,  神経系疾患 ,  *Parkinson病 ,  *黒質 ,  病態モデル ,  チロシンヒドロキシラーゼ ,  タンパク質 ,  *線条体 ,  動物実験 ,  運動障害 ,  汚染物質 ,  細胞内蓄積 ,  酸化ストレス ,  炎症 ,  ミトコンドリア ,  カテコールアミン ,  第一アミン ,  脂肪族塩素化合物 ,  オレフィン化合物 ,  NAD(P)Hデヒドロゲナーゼ【EC1.6.5】
準シソーラス用語： NAD(P)Hデヒドロゲナーゼ(キノン類) ,  F344ラット ,  GABA作動性ニューロン ,  α-シヌクレイン ,  コリン作動性ニューロン ,  ドーパミン作動性ニューロン ,  ロータロッドパフォーマンステスト ,  *黒質緻密部 ,  複合体I

分類 (3件)： 有機化合物の毒性  (GZ02030Y) ,  中枢神経系  (EJ12030F) ,  神経の基礎医学  (GN01020W)

物質索引 (2件)： ドーパミン ,  トリクロロエチレン

タイトルに関連する用語 (5件)： トリクロロエチレン ,  ラット ,  ドーパミン ,  神経変性 ,  誘発