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J-GLOBAL ID:201002220979327563   整理番号:10A0795757

高性能液体ガスクロマトグラフィによる灌漑用水中の抗生物質抗カビ剤カスガマイシンの分析

Analysis of antibiotic fungicide kasugamycin in irrigation water by high performance liquid chromatography
著者 (3件):
資料名:
巻: 45  号:ページ: 478-484  発行年: 2010年07月 
JST資料番号: D0947A  ISSN: 0360-1234  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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カスガマイシン(kasugamycin)は,主としていもち病(Piricularia oryzae)によるイネの病害を駆除するための有効な抗生物質である。カスガマイシンの半致死量指標LD50はラットで5000mg/kg以上であり,それ自体決して毒性化合物ではないが,さまざまな環境微生物に対して影響力を持つ。そこで,高性能液体ガスクロマトグラフィ(HPLC)分析法と紫外線(UV)検出器およびAqua C18 カラムとの併用により,水中の抗生物質抗カビ剤カスガマイシンの分析を行なった。芳香族スルホン酸のspe カラムを用いて灌漑水から干渉物質を取り除いた。抗カビ剤濃度とピーク領域との間には非常によい直線相関が得られ,濃度0.1~10.2μg/mLのときで直線相関係数は0.998であった。エレクトロスプレーイオン化質量分析(ESI-MS)と高速原子衝撃質量分析(FAB-MS)を用いてHPLCから得られた溶出溶液ピークの成分を特定する能力を比較した結果,カスガマイシン検出目的にはESI-MSのほうがFAB-MSよりも高感度であった。Wufongの水田から採取された灌漑水サンプル中には,残留カスガマイシンは検出されず,このことは,灌漑水中の残留カスガマイシンは2.2μg/mL以下であり,水質汚染の危険性はきわめて希少であることを示した。
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分類 (4件):
分類
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環境汚染一般  ,  水質汚濁一般  ,  農薬  ,  抗生物質一般 
物質索引 (1件):
物質索引
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