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J-GLOBAL ID：201002220999260660   整理番号：10A0047186

Sr₂RuO₄の上部臨界磁場の角度依存性

Angular dependence of the upper critical field of Sr₂RuO₄

著者 (6件)： KITTAKA S. (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  NAKAMURA T. (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  AONO Y. (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  YONEZAWA S. (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  ISHIDA K. (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MAENO Y. (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics  (Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics)
巻： 80  号： 17  ページ： 174514.1-174514.6  発行年： 2009年11月 
JST資料番号： D0746A  ISSN： 1098-0121  CODEN： PRBMDO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Sr₂RuO₄のスピン3重項超伝導での問題の1つは,低温の面内上部磁場H_c2の強い極限にあることである。本研究では,H_c2の,磁場とab面との角度θへの依存性を様々な温度で調べた。|θ|≧5°でのH_c2の温度依存性は軌道ペア破壊効果によってうまく説明できるが,|θ|<5°のH_c2は低温で限界があることが分った。|θ|<5°でのH_c2の限界は低温だけでなくT_cに近い温度でも存在することが分った。これら特徴からH_c2極限の起源に関する知見が得られた。Sr₂RuO₄の異方性比は温度に依存すると仮定すると,低温ほど観測したH_c2の角度依存性は異方性3次元超伝導体の有効質量模型によりうまく再現できた。既存の理論を基にH_c2で観測した挙動を論じた。

シソーラス用語： ストロンチウム化合物 ,  *ルテニウム化合物 ,  酸化物 ,  超伝導体 ,  超伝導 ,  *臨界磁場 ,  温度依存性 ,  有効質量 ,  角度依存性 ,  第二種超伝導体
準シソーラス用語： 上部臨界磁場

分類 (1件)： 酸化物系超伝導体の物性  (BM04023I)

タイトルに関連する用語 (3件)： Sr2RuO4 ,  上部臨界磁場 ,  角度依存性