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J-GLOBAL ID:201002221087826600   整理番号:10A1383921

2-アミノベンゼンチオール及びその誘導体を配位子とする白金(II)錯体の近赤外光吸収特性評価とその微量白金(II)イオン定量への応用

Near-IR Spectroscopic Study of Platinum(II) Chelates with 2-Aminobenzenethiol and Its Derivatives in Aqueous Micellar Solutions and Its Application to the Determination of Trace Platinum(II) Ion
著者 (2件):
資料名:
巻: 59  号:ページ: 597-603  発行年: 2010年07月05日 
JST資料番号: F0008A  ISSN: 0525-1931  CODEN: BNSKAK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2-アミノベンゼンチオール(ABT)及び電子求引基を導入したABT誘導体である4-クロロ-2-アミノベンゼンチオール(4-ClABT),5-クロロ-2-アミノベンゼンチオール(5-ClABT),4-ブロモ-2-アミノベンゼンチオール(4-BrABT)の,界面活性剤ミセル水溶液系におけるPt2+との錯形成反応をその錯体の近赤外光吸収特性から評価した。錯体の近赤外発色反応に対して,酸化剤であるヨウ素を1.0×10-4M共存させると有効であることが分かった。また,ABTの4位に電子求引基を導入することによって,その白金(II)錯体の近赤外吸収のモル吸光係数εが増大し,吸収極大波長λmaxも長波長側へシフトした。4-BrABT錯体では,λmax=759nmにおいてε=7.5×104M-1cm-1であった。この錯形成反応及び近赤外発色反応は,他のd8遷移金属イオンであるNi2+及びPd2+による妨害をほとんど受けないことから,本配位子群の微量Pt2+の定量試薬としての可能性を見いだした。(著者抄録)
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分類 (2件):
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無機物質中の元素の物理分析  ,  芳香族単環チオール 
物質索引 (4件):
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