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J-GLOBAL ID:201002221250146620   整理番号:10A0433605

植物抽出物の抗菌活性を測定するための拡散及び希釈法の評価

Evaluation of diffusion and dilution methods to determine the antibacterial activity of plant extracts
著者 (4件):
資料名:
巻: 81  号:ページ: 121-126  発行年: 2010年05月 
JST資料番号: H0882A  ISSN: 0167-7012  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究の目的は植物抽出物とそれらの混合物の抗菌活性測定のための拡散及び希釈法を評価することだった。植物抽出物の最小阻止濃度(MIC)測定のいくつかの方法は利用できるが,抗生物質のためにあるような標準法はない。著者らは,選択したグラム陽性菌(Staphylococcus aureus,Bacillus cereus,Listeria monocytogenes),グラム陰性菌(大腸菌O157:H7,Salmonella Infantis,Campylobacter jejuni,Campylobacter coli)において,ディスク拡散,寒天希釈,微量液体希釈及び大量希釈法によって様々な植物抽出物,それらの混合物及びフェノール酸について試験した。ディスク拡散法は,希釈法による定量的MIC測定前の予備スクリーニング試験のみに適した。寒天希釈と微量液体希釈によって得たMICの結果の比較はグラム陽性菌のみで可能であり,後者が抗菌作用評価の最も正確な方法であることを示した。好気性菌の生存度を示すためのTTC(2,3,5-トリフェニルテトラゾリウム塩化物)またはINT(2-p-ヨードフェニル-3-p-ニトロフェニル-5-フェニルテトラゾリウム塩化物)による微量希釈法は最良の代替的アプローチであることがわかり,一方,ATP測定のみが微好気性のCampylobacter spp.に適した。生存曲線を用いての植物抽出物曝露における細菌不活性化の動態を24時間追跡し,この方法では,微量希釈法で測定したMIC値が細菌増殖を阻害した抽出物の濃度として認められた。著者らは,MIC測定の迅速なスクリーニング法としての微量液体希釈法と細菌不活性化を確認するための選択MIC値での大量希釈法を用いて,植物抽出物の抗菌活性評価を示唆する。Campylobacter spp.は試験したグラム陽性菌と類似する植物抽出物への感受性を示したが,S.Infantisと大腸菌O157:H7はより強い抵抗性を示した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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微生物検査法 
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