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J-GLOBAL ID：201002221320788187   整理番号：10A0175751

原子規模で平らな電極及びナノ多孔質電極の溶融塩電解質中での分子動力学シミュレーション

Molecular dynamics simulations of atomically flat and nanoporous electrodes with a molten salt electrolyte

著者 (3件)： VATAMANU Jenel (Univ. Utah, UT, USA) ,  BORODIN Oleg (Univ. Utah, UT, USA) ,  SMITH Grant D. (Univ. Utah, UT, USA)
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 12  号： 1  ページ： 170-182  発行年： 2010年01月07日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： エネルギー貯蔵デバイスとしての電気二重層(EDL)キャパシタに注目し,原子規模で平滑な表面を有する電極,及びナノ多孔質電極とLiCl溶融塩電解質との接触系について,EDL構造とEDL容量(静電エネルギーなど)を分子動力学シミュレーション(電極活性界面を考慮)により検討した。平らな電極表面では,電解質はカチオン層とアニオン層の交互配列による多層構造を形成する(イオン密度と電荷密度が電極に垂直方向に正弦波振動で指数関数的に減衰)。この電極系では,微分EDL容量~電極電位(E)曲線がU字型変化(EDL~E曲線は0電位付近で負となる複雑な変化)を示し,温度の低下と共にEDLが増加し,電極/電解質界面の構造形成が増強される。ナノ多孔質電極では,空孔の形状と界面構造及び空孔内壁のEDL容量との関係については,空孔のサイズと幅が減少すると構造と電荷の不均衡が増加し,イオン密度が相補的に減少することを予測した。

シソーラス用語： *多孔質電極 ,  *電極 ,  *融解塩 ,  *電解質 ,  計算機シミュレーション ,  エネルギー貯蔵 ,  *電力コンデンサ ,  塩化リチウム ,  静電エネルギー ,  多層構造 ,  サイズ効果
準シソーラス用語： *電気二重層キャパシタ ,  分子動力学シミュレーション ,  *平板電極 ,  *溶融塩

分類 (1件)： 電気化学一般  (CB07010N)

タイトルに関連する用語 (5件)： 原子 ,  規模 ,  多孔質電極 ,  溶融塩電解 ,  分子動力学シミュレーション