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J-GLOBAL ID:201002221354297263   整理番号:10A1070905

エタノールによる生物的土壌消毒法: Fusarium oxysporum f.sp.lycopersiciおよび土壌微生物に対する効果

Biological soil disinfestation using ethanol: effect on Fusarium oxysporum f.sp. lycopersici and soil microorganisms
著者 (3件):
資料名:
巻: 76  号:ページ: 336-344  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: L3961A  ISSN: 1345-2630  CODEN: NSBGAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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環境に安全な生物的土壌消毒法(BSD)などのよりよい土壌消毒法が開発されてきて,環境的リスクに関連した問題の高まりから利用されてきた。ここでは,エタノールを用いて,トマトの萎ちょう病を引き起こすFusarium oxysporum f.sp.lycopersiciの防除により土壌消毒法を評価した。実験室において,土壌をエタノールの希釈溶液で飽和させた場合,その芽細胞および厚壁胞子の生存性が著しく低下した。圃場試験において,非病原性のFusarium oxysporumと土着のF.oxysporumを人為的に土壌に添加し,土壌をエタノール1%溶液で飽和させた場合,両菌株は著しく抑制された。一方,コムギふすま処理は抑制効果が見られなかった。人為的に添加した菌株は,エタノール処理した4地点のうち3地点で検出されなかったが,コムギふすま処理した4地点のうち3地点において検出された。事前に加圧殺菌土壌でのエタノール処理は抑制効果がみられなかったことから,この抑制作用には固有の微生物の存在が必須であることが示された。このエタノール仲介性の生物的土壌消毒法(Et-BSD)は,一時的に嫌気的微生物数を増大させたが,真菌類および細菌類の数は安定していた。PCR-DGGE法の結果,Et-BSDによる土壌の細菌群落構造は,対照区土壌および水処理土壌の細菌群落構造とは異なった。Et-BSDは容易に土壌を消毒できる方法であり,固有微生物や有用微生物に対するその影響は中程度であった。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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菌類による植物病害  ,  土壌生物  ,  植物の病虫害防除一般 
物質索引 (1件):
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