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J-GLOBAL ID：201002221417811043   整理番号：10A0774462

コンパクトシティ コンパクトシティの概念と都市モデル-科学による空想から政策のための都市像へ

著者 (1件)： 玉川英則 (首都大学東京 大学院都市環境科学研究科)
資料名： 日本不動産学会誌  (Japanese Journal of Real Estate Sciences)
巻： 24  号： 1  ページ： 18-22  発行年： 2010年07月07日 
JST資料番号： L0085A  ISSN： 0911-3576  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： コンパクトシティの概念と都市モデルについて論じた。コンパクトの論理を数理的モデルでは,都市の地理的な規模・範囲を基準としたもの,都市内全体での総移動距離を示す基準,さらには,都市内の移動に要する消費エネルギー・環境負荷(特に交通インフラの)を少なくしようという基準に整理できる。問題は,これらの論理が相互に矛盾する,トレードオフの関係にあることである。コンパクトシティの都市像については,様々なバウムクーヘン型,串団子型,其の他の形態的モデルや古典的なコンセプトを含めることができる。自給と交流のバランスに考慮したプロセスプランニングが重視されている中,コンセプトの相対化のためのツールとして数理モデルの機能を捉えることが現代には相応しい。

シソーラス用語： *都市モデル ,  *トレードオフ ,  近隣住区 ,  市街地 ,  生活圏 ,  都心 ,  地方都市 ,  *コンパクト性 ,  ライトレールシステム
準シソーラス用語： LRT【鉄道】 ,  コンパクトシティ ,  移動距離 ,  環境負荷 ,  時間管理 ,  消費エネルギー ,  数理モデル ,  都市形態 ,  路面電車

分類 (2件)： 都市計画一般,都市経済学  (RD01010S) ,  開発,再開発,都市整備  (RD02030V)

引用文献 (15件)：

• G. B. ダンツィック, T. Lサアティ (1974): 『コンパクト・シティ』 (奥平耕造, 野口悠紀雄訳), 日科技連出版社
• M. ジェンクス・E. バートン・K. ウイリアムス編著 (2000): 『コンパクトシティ: 持続可能な都市形態を求めて』 (神戸市コンパクトシティ研究会こうべまちづくりセンター訳), 阪神大震災復興市民まちづくり支援ネットワーク
• 鈴木勉 (2008):「コンパクトシティの理念的モデル」, 『コンパクトシティ再考』 (玉川編著, 学芸出版社) 第2章
• 奥平耕造 (1976): 『都市工学読本』, 彰国社
• 玉川英則 (2008):「コンパクトシティと現代」, 『コンパクトシティ再考』 (玉川編著, 学芸出版社) 第1章

タイトルに関連する用語 (7件)： コンパクトシティ ,  概念 ,  都市モデル ,  科学 ,  空想 ,  政策 ,  都市