2002年度までに開発したモデルプラントの事故時運転手順書の全項目を表示可能にした手順書機械化表示システム(CPP:Computerized Presentation of Procedures)を,2003年度,実際のシミュレータにおいて運転員が紙ベースの手順書(以下,紙の手順書という)のかわりに使用し,現場適用性を検証した。その結果から,複数手順の並行実施対応化と,これに対するナビゲーションの充実が,今後のコンピュータベース手順(CBP:ComputerBased Procedure)導入に向けた課題になると考えられる。(著者抄録)