抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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図書館で用いられるデータベースシステムの多くはRDB系であり,そのデータの大きさと処理時の高負荷からXMLデータベースの利用は殆どない。書誌・所蔵データをXML形式で利用する可能性について,以下1)-4)などを論じた。1)現在の書誌データの構造:NCR(日本目録基準/書誌データ作成基準),JAPAN/MARC(国立国会図書館作成の機械可読目録),2)現在書誌データのXMLデータへの移行:NCR第2水準を基本として記述データと標目データを組み合わせた必要最小限の階層構造,3)FRBR(書誌レコードの機能要件):概要と目録規則への影響,FRBR構造をもとにしたXMLデータ移行,新国際目録原則との関係,4)データ範囲拡張の可能性。FRBRや目録規則の変化に伴う動向を考慮し,新たなルール枠に準拠したデータ階層構造の事例を示した。またXMLデータ処理の特徴でもある不確定情報をもちいた拡張例を示した。