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J-GLOBAL ID:201002221584114940   整理番号:10A0254951

ゲル電解質にナノ雲母を組み込むことによる色素増感太陽電池の性能の増高

Enhancing the performance of dye-sensitized solar cells by incorporating nanomica in gel electrolytes
著者 (11件):
資料名:
巻: 94  号:ページ: 668-674  発行年: 2010年04月 
JST資料番号: D0513C  ISSN: 0927-0248  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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メトキシプロピロニトリル(MPN)中の5.0wt%ポリフッ化ビニリデン-co-ヘキサフロロプロピレン(PVDF-HFP)をゲル高分子電解質(GPE)とし,1-ブチル-3-メチルイミダゾリウムヨウ化物(BMII)/ヨウ素(I2)を酸化還元カップルとし,また,4-t-ブチルピリジン(TBP)とチオシアン酸グアニジンを添加剤として,ゲルタイプ色素増感太陽電池(DSSCs)を作製した。PVDF-HFPゲル電解質中へのアルキル改質ナノ雲母(AMNM)の導入は,X線回折(XRD)分析で確認されたように,PVDF-HFPの結晶度の低下を引き起こした。電気化学インピーダンススペクトル(EIS)分析により判断されるように,拡散抵抗の減少により電池の短絡電流密度(JSC)は増加するが,一方,開放電圧(VOC)でほとんど同じに留まった。PVDF-HFPゲル電解質中のAMNMの担持量が3.0wt%まで増加するに従って,電池のJSCとパワー変換効率(η)はそれぞれ,8.3から13.6mA/cm2と3.5%から5.7%に増大した。しかしながら,AMNMの担持量が3.0wt%を超えると,JSCは減少した。より高いAMNM量のときには,ナノ雲母は電解質と色素分子の間のバリア界面として機能して,電子移動を阻害し,その結果,電池の光電流密度を減少させた。その上,3.0wt%のAMNMを含むGPEを伴うTiO2電極中にポリメチルメタクリレート(PMMA)小球体を分散して作製したDSSCsは,ηを6.70%まで改良した。TiO2膜はPMMAと混和することによってより大きい空孔度を示して,多孔質TiO2中へのGPEsの浸透を容易にして,その結果,EISによって特性化されるように,色素吸着TiO2表面とGPEsとの接触を改良するであろう。さらに,厚さ25μmのサーリンを持つゲルタイプDSSCsのηは,60μmサーリンのDSSCsの6.70%と比べて,7.96%に達した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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太陽電池  ,  高分子固体の物理的性質 
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