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J-GLOBAL ID:201002221995554398   整理番号:10A0377675

第四紀の新たな定義:その経緯と意義についての解説

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資料名:
巻: 49  号:ページ: 69-77  発行年: 2010年04月01日 
JST資料番号: G0071A  ISSN: 0418-2642  CODEN: DAYKA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2009年6月にIUGS(国際地質科学連合)で批准された第四紀(系)の定義を解説した。第四紀の始まりは従来鮮新世に属していたジェラシアンの始まりまで約80万年間さかのぼり,258万年からとなる。300~250万年前に生じた北半球大陸氷床形成などの大きな環境変動は,第四紀の気候変動システムが確立したことを意味する。第四紀の始まりは,古磁気層序ではマツヤマ/ガウス境界(258.8万年前),海洋酸素同位体ステージではMIS103の始まりにあたる。日本列島各地の鮮新/更新統に,新たな鮮新世と更新世の境界を決定することは急務で,国内の副模式地の選定や更新世の細区分も課題となる。第四紀は新生代の中で,古第三紀,新第三紀に続く最後の紀で,第三紀という名称は非公式用語になった。2008年5月にIUGSで批准された完新世(統)の始まりは,グリーンランドNGRIP氷床コアで新ドリアス期が終わり温暖になり始める11700 yr b2k(before AD2000)(深度1492.45m)である。この定義は物理化学的パラメータに基づくため,生物層序との関連がつきやすい副模式地として日本の水月湖を含む5地点が設定された。
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分類 (1件):
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第四紀 
タイトルに関連する用語 (2件):
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