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J-GLOBAL ID:201002222127511867   整理番号:10A0379076

蛋白質に対するアニオンとカチオン共役高分子の蛍光ターンオン応答:静電と疎水性相互作用の効果

Fluorescence Turn-on Responses of Anionic and Cationic Conjugated Polymers toward Proteins: Effect of Electrostatic and Hydrophobic Interactions
著者 (2件):
資料名:
巻: 114  号:ページ: 3077-3084  発行年: 2010年03月11日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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パラジウム触媒を用いるSonogashiraカップリング反応を経由して共役高分子電解質(CPE)であるアニオンとカチオン共役高分子,ポリ9,9-ビス(4′-スルホナトブチル)フルオレニレンエチニレン-alt-4,7-(2,1,3-ベンゾチアゾール)ジナトリウム(PFEBT-)とポリ9,9-ビス(6′-(N,N,N-トリメチルアンモニウム)-ヘキシル)フルオレニレンエチニレン-alt-4,7-(2,1,3-ベンゾチアゾール)ジブロミド(PFEBT+)を設計し,合成した。蛋白質,ウシ血清アルブミンに対するCPE蛍光応答における静電と疎水性相互作用の役割を明らかにするため両者を利用した。励起状態の電荷移動特性により,PFEBTの蛍光は水溶液中で極めて弱く,一方,高分子凝集によってそれらの黄色蛍光は増強された。PFEBTは蛋白質と錯体を生成したとき蛍光消光よりもむしろ蛍光ターンオンを示す。PFEBTと蛋白質間の静電と疎水性相互作用は共に高分子の蛍光を改良することを見いだし,その蛍光の程度は高分子と蛋白質の性質に依存した。溶液のpH変化は蛋白質の正味電荷を調整し,静電相互作用を操作する有効方法と順次高分子蛍光における増分を提供した。更に,蛋白質分解が高分子/蛋白質錯体の蛍光に及ぼす効果を調べた。結果は高分子蛍光増加を誘起する静電相互作用が蛋白質のペプチド断片へ開裂を通して本質的に縮減できないことを指示した。対照的に,蛋白質の疎水性が主に決定する疎水性相互作用は蛋白質分解によって最小化され,高分子/蛋白質錯体に対する消灯徴候を与えた。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
高分子固体の物理的性質  ,  蛋白質・ペプチド一般  ,  錯体のルミネセンス 

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