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J-GLOBAL ID：201002222262146230   整理番号：10A0932526

新規な両親媒性キトサン誘導体:合成,キャラクタリゼーション及びロテノンのミセル状可溶化

Novel amphiphilic chitosan derivatives: Synthesis, characterization and micellar solubilization of rotenone

著者 (4件)： LAO Shui-bing (Key Lab. of Natural Pesticide and Chemical Biology, Ministry of Education, South China Agricultural Univ., Guangzhou ...) ,  ZHANG Zhi-xiang (Key Lab. of Natural Pesticide and Chemical Biology, Ministry of Education, South China Agricultural Univ., Guangzhou ...) ,  XU Han-hong (Key Lab. of Natural Pesticide and Chemical Biology, Ministry of Education, South China Agricultural Univ., Guangzhou ...) ,  JIANG Gang-biao (Dep. of Pharmaceutical Engineering, Coll. of Resource and Environment, South China Agricultural Univ., No. 483 ...)
資料名： Carbohydrate Polymers  (Carbohydrate Polymers)
巻： 82  号： 4  ページ： 1136-1142  発行年： 2010年11月11日 
JST資料番号： E0961A  ISSN： 0144-8617  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： オクタデカノイルグリシジルエーテルを疎水性基として,また硫酸エステルを親水性基として含有する新規な両親媒性キトサン誘導体,N-(オクタデカノイル-1-グリシジルエーテル)-O-スルファートキトサン(NOSCS),を合成することに成功した。¹H NMR,FT-IRによるNOSCSのキャラクタリゼーションを行うと共に,その臨界ミセル濃度(CMC)が3.55×10^-3ないし5.50×10^-3mg/mLであることを見いだした。キトサンにグラフトされたオクタデカノイルグリシジルエーテルの置換度(DS)は0.6%ないし7.1%の範囲内であった。NOSCSは水溶液中で自己組織化し,サイズが167.7~214.0nmの重合体ミセルを形成した。植物に由来する水に不溶の殺虫剤,ロテノン,を逆ミセル法によりNOSCSミセル中に封じ込んだ。ロテノンの最高濃度は26.0mg/mLに達した。これは水中での濃度(0.002mg/mL)よりもはるかに高い値であった。したがって,NOSCSのナノミセルは徐放性農薬用担体として有望である。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *キトサン ,  *誘導体化 ,  化学合成 ,  陽子磁気共鳴 ,  FTIR分光法 ,  ミセル形成 ,  自己組織化 ,  臨界ミセル濃度 ,  *天然殺虫剤 ,  可溶化 ,  電子顕微鏡写真 ,  透過型電子顕微鏡 ,  発光スペクトル ,  脂肪族アルコール ,  有機塩素化合物 ,  環状エーテル ,  ケトン ,  酸素複素環化合物 ,  オレフィン化合物 ,  フェノールエーテル ,  芳香族縮合化合物

分類 (2件)： 多糖類  (CF10054P) ,  害虫に対する農薬  (FB06020U)

物質索引 (4件)： 1-オクタデカノール ,  エピクロロヒドリン ,  ロテノン ,  2-(オクタデシルオキシメチル)オキシラン

タイトルに関連する用語 (6件)： 両親媒性 ,  キトサン誘導体 ,  キャラクタリゼーション ,  ロテノン ,  ミセル ,  可溶化