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J-GLOBAL ID：201002222366064082   整理番号：10A0321520

水力発電機の耐用年数37年後の巻線絶縁の経年劣化の徴候

Symptoms of Winding Insulation Aging After 37 Years of Service Life in a Hydrogenerator

著者 (1件)： WEIERS Tilman (ETH Zuerich, Zuerich, CHE)
資料名： IEEE Transactions on Energy Conversion  (IEEE Transactions on Energy Conversion)
巻： 25  号： 1  ページ： 20-24  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： D0179C  ISSN： 0885-8969  CODEN： ITCNE4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 発電機の巻線絶縁の経年劣化機構を理解するために,本研究では耐用年数37年を経過した巻線の絶縁システムを評価した。8kV(19MVA)の水力発電機を分解して得た評価用の発電機固定子バーは交流過電位試験をパスしなかった。なお,この発電機は以前に蒸気洗浄しているので,巻線の絶縁は水分を吸収していると想定した。バーの損失係数は経年劣化の無い代用品の1.3%に対して本評価品は9.6%と大きく,この想定の妥当性を示した。また,電圧耐量試験結果より,耐用年数劣化絶縁の破壊電圧までの寿命は経年劣化無し品に比較して1/27と短く,経年劣化品は水分吸収により残存寿命が大幅に低減されたことが判った。さらに,発電機のベアリング油が巻線のコロナ放電防止機能を部分的に消滅させた。すなわち,油汚染によりコロナ放電防止のための最大表面抵抗は初期値の10倍以上に高くなった。これは固定子スロットの放電を引き起こす懸念があり,チエックで防止すべきことが判った。

シソーラス用語： *発電機 ,  *耐用年数 ,  *巻線 ,  老朽化 ,  固定子 ,  係数 ,  余寿命 ,  コロナ放電 ,  油汚染
準シソーラス用語： *経年劣化 ,  残存寿命 ,  *水力発電機 ,  *絶縁 ,  損失係数

分類 (2件)： 発電機  (NB07020J) ,  絶縁材料  (NA04030W)

タイトルに関連する用語 (6件)： 水力発電 ,  耐用年数 ,  巻線 ,  絶縁 ,  経年劣化 ,  徴候