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J-GLOBAL ID：201002222368956266   整理番号：10A1153213

2024アルミニウム合金押出材の繊維状組織の安定性に及ぼす固溶元素の影響

Influence of solute atoms on thermal stability of fibrous structure in 2024 aluminum alloy extrusion

著者 (2件)： 箕田正 (住友軽金属工業株式会社研究開発センター) ,  吉田英雄 (住友軽金属工業株式会社研究開発センター)
資料名： 軽金属  (Journal of Japan Institute of Light Metals)
巻： 60  号： 9  ページ： 451-457 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： F0772A  ISSN： 0451-5994  CODEN： KEIKA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Al-4.5Cu-1.7Mg-0.6Mn(mass%)合金(2024合金)のDC鋳塊を均質化処理後,各種の冷却条件(水冷,空冷及び炉冷)で冷却した。冷却条件と押出加熱温度を変えて,合金押出材のミクロ組織に及ぼす固溶元素の影響を調べた。またCu,Mg及びMn添加量を変えた合金を作製し,押出試験を行った。光学顕微鏡観察及びTEMにより結晶方位分布関数を測定した。繊維状組織の安定性には,Cu及びMg主要添加元素だけでなく,Mn遷移元素の添加も影響することが分かった。均質化処理後水冷し,450°Cで押出を行った場合,Cu及びMg添加量を半分にしても溶体化処理後に安定な繊維状組織が得られた。加工条件による集合組織の形成,再結晶及び回復について議論した。

シソーラス用語： *アルミニウム合金 ,  押出製品 ,  *合金元素 ,  銅添加合金 ,  マグネシウム添加合金 ,  マンガン添加合金 ,  均質化 ,  冷却 ,  加熱温度 ,  結晶方位 ,  方位分布関数 ,  *繊維組織 ,  溶体化処理 ,  回復 ,  再結晶 ,  相安定性
準シソーラス用語： JISA2024

分類 (1件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N)

引用文献 (9件)：

• 1) Metals Handbook, 10th ed, Vol. 2, ASM, (1990), 70–71.
• 2) 中井 学,江藤武比古:軽金属,45(1995),677–681.
• 3) 箕田 正,吉田英雄:軽金属,47(1997),691–695.
• 4) 里 達雄,神尾彰彦,北岡山治:アルミニウムの組織と性質,軽金属学会,(1991), 192–216.
• 5) 田中宏樹,長井康礼,大久保喜正,吉田英雄:軽金属学会第106回春期大会講演概要,(2004), 87–88.

タイトルに関連する用語 (5件)： アルミニウム合金 ,  押出材 ,  繊維状組織 ,  安定性 ,  元素