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J-GLOBAL ID：201002222624335398   整理番号：10A0552652

表面官能化シリコンナノ粒子の電気的性質

Electrical properties of surface functionalized silicon nanoparticles

著者 (4件)： NELLES Juergen (RWTH Aachen Univ., Aachen, DEU) ,  SENDOR Dorota (RWTH Aachen Univ., Aachen, DEU) ,  PETRAT Frank-Martin (Evonik Ind. AG, Marl, DEU) ,  SIMON Ulrich (RWTH Aachen Univ., Aachen, DEU)
資料名： Journal of Nanoparticle Research  (Journal of Nanoparticle Research)
巻： 12  号： 4  ページ： 1367-1375  発行年： 2010年 
JST資料番号： W1361A  ISSN： 1388-0764  CODEN： JNARFA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フレキシブル基板上に形成するマクロエレクトロニクス部品の開発が注目されており,そのため印刷工程で作製できる(プリンタブル)デバイス及び巻き取り(ロールトゥロール)プロセス技術が有用と考えられる。またこの技術において用いる材料としてはその高純度性などからシリコンが望ましい。この研究ではこれらの印刷可能な電子デバイスのための印刷インクの主要な構成成分として,表面を官能化したシリコンナノ粒子の応用可能性を検討した。シリコンナノ粒子はマイクロ波気相反応器中でのアルゴン希釈シランの熱分解より作成し,その寸法は平均42nmであった。これらのシリコンナノ粒子をワンポット合成法を用い,n-オクテン,n-ドデセン,アリルメルカプタン及びアリルアミンによって熱ヒドロシリル化を行なって官能化した。これらの官能化が電気的特性にどういう影響を及ぼすかを検討するために,これらのナノ粒子から成る薄膜水素及び水素終端化した官能化していないナノ粒子及びさらに新たにエッチングしたナノ粒子から成る薄膜の電気的性質をインピーダンス分光分析を用いて比較評価した。その結果,そのような膜の電荷輸送は430K~280Kの温度範囲で熱的に活性化され,その活性化エネルギーは約0.5Vの範囲にあり,シリコンナノ粒子をキャッピングしている配位子分子の厚さ及び極性に合わせて変動することが分かった。

シソーラス用語： *ケイ素 ,  *ナノ粒子 ,  *官能化 ,  シラン ,  混合気体 ,  アルゴン ,  熱分解 ,  電子顕微鏡観察 ,  粒度 ,  *電気的性質 ,  FTIR分光法 ,  ヒドロシリル化 ,  脂肪族アミン ,  アリル化合物 ,  第一アミン

分類 (1件)： 半導体薄膜  (BK14040E)

物質索引 (4件)： アリルメルカプタン ,  アリルアミン ,  1-オクテン ,  1-ドデセン

タイトルに関連する用語 (3件)： 表面官能化 ,  シリコンナノ粒子 ,  電気的性質