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J-GLOBAL ID：201002222652350874   整理番号：10A0256273

静荷重・走行荷重が作用するUFC埋設型枠RC床版の最大耐荷力および破壊メカニズム

MAXIMUM LOAD-CARRYING CAPACITY AND FAILURE MECHANISM OF RC SLABS USING UFC LAYING FORMS UNDER STATIC LOADS AND RUNNING LOADS

著者 (4件)： 阿部忠 (日本大 生産工) ,  木田哲量 (日本大 生産工) ,  山下塁 (日本大 大学院生産工学研究科) ,  田中敏嗣 (太平洋セメント 中研)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
号： 63  ページ： 507-514  発行年： 2010年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 超高強度繊維補強コンクリート(UFC)製の埋設型枠を用いたRC床版の強度試験を行い,RC床版のみの強度と比較した。型枠の合成面に凹凸を付け,RC床版との合成構造のせん断試験を行うと,終局時には剥離した。床版の中央に静荷重を加えた実験では,合成構造の耐力は単独RC床版の1.24倍となり,RC床版の厚さを20mm減少させても,埋設型枠合成構造の耐力は単独RC床版と同等であった。走行荷重を作用させると,RC床版で28%,埋設型枠合成床版で19%の耐力低下が生じた。合成構造のたわみは単一RC床版のたわみの30%に抑えられた。UFC埋設型枠RC床版の破壊性状は,型枠に細かいひびわれが入り,RC床版と剥離してせん断破壊した。

シソーラス用語： *繊維強化コンクリート ,  埋設 ,  *型枠 ,  鉄筋コンクリート構造 ,  *橋床版 ,  *耐荷力 ,  破壊モード ,  静荷重 ,  移動荷重 ,  曲げ試験 ,  *合成構造 ,  剪断試験 ,  剥離 ,  圧縮強さ ,  たわみ ,  亀裂発生 ,  亀裂幅 ,  板厚 ,  荷重-変形関係
準シソーラス用語： 超高強度繊維補強コンクリート

分類 (2件)： コンクリート構造  (RA04030A) ,  構造細目,橋梁付帯設備  (RC06070M)

引用文献 (11件)：

• 吉野次彦: 型枠工法、コンクリート工学、Vol.33、No.3、pp. 93-96(1995)
• 小沢満三、鶴田健、内藤隆史: ポリマー含浸コンクリート板を永久型枠として用いたPC梁の基礎研究、コンクリート工学年次講演会論文集、Vol.7、pp. 473-476(1985)
• 牧隆輝ほか: UFC埋設型枠を用いたRC床版の載荷実験、コンクリート工学年次講演会論文集、Vol.27、pp. 289-294(2005)
• 澤野利章ほか: 走行荷重が作用するUFC埋設型枠RCはりの実用性に関する研究、セメント・コンクリート論文集、No.61、pp. 233-240(2008)
• 阿部忠ほか: 低環境負荷型UFC埋設型枠を用いたRC床版の実験耐荷力および破壊メカニズム、セメント・コンクリート論文集、NO.61、pp. 462-469(2007)

タイトルに関連する用語 (7件)： 静荷重 ,  走行荷重 ,  UFC ,  埋設型枠 ,  RC床版 ,  耐荷力 ,  破壊メカニズム