抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究ではセンサノードをひとつなぎにするChain構造のルートに着目する。Chain構造のルートは深さを得やすく,集約によって送信パケットサイズを削減でき,消費電力を抑えることが可能となる。しかし,これまでは完全集約の場合のみの検討であり,集約率が低い場合にルートの深さが消費電力削減量に与える影響は検討されていない。そこで本稿では,ルートの深さと送信パケットサイズの関係を定式化し,集約率に応じて適したルートの分割数を導出する。導出した分割数に基づいてルート分割するMultiple Chain方式と,Chain構造のルートを分割しないSingle Chain方式を比較し,消費電力削減効果を検討する。シミュレーション結果より集約率に応じてルート分割したMultiple Chain方式と,ルート分割しないSingle Chain方式を比較して最大で約66%の消費電力削減効果があることを示した。(著者抄録)