抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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航空機の推進用として,利用可能性のある究極のガスについて紹介した。(株)日本テクノは,特殊な振動撹拌下において水の電気分解を行い酸水素ガス「OHMASA-Gas:Oxygen Hydrogen Mixing Atomic Symmetrized Aeration-Gas」を得ている。特殊な振動撹拌とは,同社において高速電気メッキ用技術として開発された「超振動α-攪拌機」というものである。低周波振動流動を発生させることにより,ナノ・マイクロバブル状態のガスになり陽極・陰極と電解液との接触が理想的に行われ,高い電流密度で効率よく電気分解を行い安全なガスを高効率で発生させるという。OHMASA-Gasの火炎温度は600~700°Cと低温であるが,対象物により高エネルギーを発揮する。爆縮(自燃焼)するため,3000°Cを越える火炎が得られる。0.5Mpa調圧したOHMASA-Gasを,市販のスバルロビンEH025型空冷4サイクルガソリンエンジン(排気量24.5cc)に供給して燃焼運転を行い,正常に運転することを確認した。もちろん,吸気□を閉じた無酸素運転である。もちろん吸気口を閉じた無酸素運転である。まだまだ,未解明の部分が多いガスではあるが,航空・宇宙分野にとって安全性とクリーンさで,救世主になることが大いに期待されるガスである。