抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
発泡スチロールなどのプラスチック製トレイが大量に生産,消費,廃棄されており,環境に対する負荷が大きな問題となっている。そこで,再生可能で,カーボンニュートラルな木材,特に林地残材等を原料として,プラスチック系トレイを代替する環境負荷の少ない木製単層トレイの製造技術の開発を進めた。これまで,木質トレイの製造実績は既にいくつかあるが,その多くは接着剤を使用した多層成型品であり,コストが高いこと,深絞りのトレイが製造できていないこと,耐水性,撥水性,強度などトレイに求められる性能が十分でなかったことが問題であった。本研究では,接着剤を使用しない単層の木製トレイを水熱等の作用によって製造し,パンク現象が防止でき,深絞り(30mm深さ,折り曲げ角度最大60°)ができる低コスト製造技術を開発した。(著者抄録)