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J-GLOBAL ID:201002223422792971   整理番号:10A0063466

複合バイオフィルムを通して見えてくる乳酸菌と酵母の相互作用 伝統発酵食品における微生物共存が意味するもの

著者 (3件):
資料名:
巻: 48  号:ページ: 8-10  発行年: 2010年01月01日 
JST資料番号: G0527A  ISSN: 0453-073X  CODEN: KASEAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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バイオフィルムとは,一般に固体液体界面上に形成されるフィルム状の微生物集落のことを指す。著者らは複合系のバイオフィルムの研究を行っており,その過程で,酵母と乳酸菌を共培養すると,バイオフィルム形成が増加する組合せが存在することを見出した。このような組合せでは,乳酸菌の培養上清があれば,酵母は単独でバイオフィルムを形成可能である。このような現象は,実際の醸造試料由来の微生物間でも観察されるのであろうか。本報では,福山酢を対象にこの点を検証した。その結果,顕著に複合バイオフィルムを形成する酵母Y11-43と乳酸菌ML11-11の組合せを見出した。走査型電子顕微鏡により複合バイオフィルムを観察したところ,乳酸菌はフィルムの固体表面との接点付近に多く存在した。また複合バイオフィルムの形成には,酵母と乳酸菌細胞間の凝集が重要であることが分かった。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
発酵調味料  ,  微生物代謝産物の生産  ,  異種生物間相互作用 
引用文献 (14件):
  • 1) 小崎道雄:“乳酸発酵の新しい系譜”,小崎道雄,佐藤英一編,中央法規,2004, p. 184.
  • 2) 秋山裕一:醗酵工学会誌,56, 618 (1978).
  • 3) G. A. O'Toole & M. Ghannoum (ed.) : “Microbial Biofilms”, ASM Press, Washington, 2004.
  • 4) 森崎久雄,服部黎子:“界面と微生物”,学会出版センター,1986.
  • 5) A. T. Henrici : J. Bacteriol., 25, 277 (1933).
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