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J-GLOBAL ID:201002223441599163   整理番号:10A0725303

プロテオミクスを用いたミツバチ(Apis mellifera L.)唾液腺系の機能解析

Functional analysis of the honeybee (Apis mellifera L.) salivary system using proteomics
著者 (7件):
資料名:
巻: 397  号:ページ: 740-744  発行年: 2010年07月09日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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昆虫では,機能がそれらの生活様式に関連した特異的タンパク質と生理活性分子が唾液腺系から分泌される。ヨーロッパミツバチ(Apis mellifera L.)社会に関連したタンパク質/分子を探るため,我々はミツバチの唾液腺系のプロテオーム解析を行った。ミツバチの唾液腺系は,共に口部に開口する共通の管につながる後脳腺(postcerebral gland,PcG)と胸腺(TG)という2つの分泌腺から成る。PcGとTGで同定された主要タンパク質のうち多く(35のうち31)はハウスキーピングタンパク質であったが,アルドラーゼとアセチル-CoAアシル基転移酵素2のスポット強度は2次元ゲル電気泳動においてTGよりもPcGで強かった。免疫ブロッティングはこれらのタンパク質の発現はTGよりもPcGで強い一方,下咽頭腺(HpG)で発現はほとんど検出できないことを確認した。このことは炭水化物代謝がミツバチのPcGで増加していることを示唆する。加えて,成虫原基増殖因子(IDGF4)がミツバチ唾液腺系で合成された。免疫ブロッティングはIDGF4の発現がPcGで大変強く,TGで中程度であり,HpGで大変弱いことを示した。相当な量のIDGF4がロイヤルゼリーで検出される一方,蜂蜜の中ではより少ない量が検出された。このことはミツバチの唾液腺系がロイヤルゼリーと蜂蜜中にIDGF4を分泌することを強く示唆する。従って,分泌されたIDGF4は他のコロニーのメンバーの成長と生理に影響するかもしれない。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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遺伝子発現  ,  内分泌系の生理と解剖学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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