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J-GLOBAL ID：201002223485343484   整理番号：10A0455076

北東部混合広葉樹の緑液パルプ化前抽出に関する物質収支

Mass balance on green liquor pre-pulping extraction of northeast mixed hardwood

著者 (2件)： UM Byung-hwan (Forest Bioproducts Res. Initiative, Dep. of Chemical and Biological Engineering, Univ. of Maine, Orono, ME 04469, USA) ,  VAN WALSUM G. Peter (Forest Bioproducts Res. Initiative, Dep. of Chemical and Biological Engineering, Univ. of Maine, Orono, ME 04469, USA)
資料名： Bioresource Technology  (Bioresource Technology)
巻： 101  号： 15  ページ： 5978-5987  発行年： 2010年08月 
JST資料番号： A0390B  ISSN： 0960-8524  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： パルプ収率を維持し,液回収のための有機及び無機負荷を低減し,生物燃料及び生物材料製造のためのヘミセルロース供給流を創出するようなヘミセルロースのパルプ化前抽出を採用した森林バイオリファイナリー形態を研究する。本研究は,抽出物生産の開発と燃料アルコール及び有機酸化学製品への転換に適した発酵可能な糖類をもたらすコンディショニングプロセスの開発に焦点を絞る。研究が商業的実証に近づくにつれ,新鮮な木材の被抽出木材と液抽出物への分配に関する分析に高レベルの信頼性が必要であることが明らかになる。特に注目される点は,燃料及び化学物質への転換原料となる炭水化物の分配である。採用された抽出法は,木片前処理のためにクラフトパルププロセスから得られる緑液を利用する。分析を可能とするため,緑液抽出の後に残留するオリゴマーの完全加水分解のために4%硫酸による加水分解を行う。高速アニオン交換クロマトグラフィ(HPAEC-PAD)及び高速液体クロマトグラフィ(HPLC)法を用い,北方広葉樹とその抽出画分中の炭水化物を分析した。Bio-RadAminex HPX-87Hカラムはマンノース,キシロース,及びガラクトースを分離しなかったが,集合ピークの面積はHPAECで測定されたこれら成分の合計と良く対応する。糖類のほか,標準法を採用して個別成分(リグニン,灰分,窒素,炭素,抽出性物質,尿酸及び酢酸)の定量を行った。HPAEC及びHPLC分析それぞれによる物質収支合計は,粗木材では102.2及び103.6%,被抽出木材では99.3及び102.3%,ヘミセルロース抽出物では94.7及び95.6%であった。HPAEC及びHPLCそれぞれによる抽出物質収支は96.9及び98.2%であった。本分析によるデータは,パルプ及びバイオリファイナリープロセスを商業化する上での更なる設計研究に重要である。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *化学 ,  木材 ,  バイオマス ,  *バイオテクノロジー ,  資源再生 ,  広葉樹 ,  *ヘミセルロース ,  抽出 ,  緑液 ,  イオン交換クロマトグラフィー ,  高速液体クロマトグラフィー ,  物質収支
準シソーラス用語： アニオン交換クロマトグラフィー ,  *バイオリファイナリー ,  *木材化学

分類 (1件)： 木材化学  (FF05040V)

タイトルに関連する用語 (4件)： 広葉樹 ,  緑液 ,  パルプ化 ,  物質収支