抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「おむつの使い心地」をテーマとして女子短大生を対象とした,紙おむつの手部装着実験を組み込んだ授業を試行し,授業以前と授業後の質問紙調査の結果を比較して,授業の教育効果を検討した。授業後には,学生の紙おむつに対する認識は高まり,環境問題まで視野が広がり,授業前よりも紙おむつをよりあつく,湿って,不快である,と評価した。これは紙おむつの手部装着実験が効果的に影響した結果である,と判断した。さらに,授業時に行う手部装着実験は,乾燥状態の紙おむつだけでなく,乾燥状態と湿潤状態の両条件下で行う方がより効果的であることも確認できた。手部装着実験は,実装着のような抵抗感が生じることはなく,授業時間内に実施できるという即行性があるため,家政系学生の教育には有効な手法となる。したがって今後は,手部装着実験を布おむつについて行う等,さらにより効果的に行う工夫・改良も必要と考えた。(著者抄録)