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J-GLOBAL ID:201002223751969033   整理番号:10A0724445

ペプチドホルモンのヘプシジン発現は心筋炎および心筋梗塞下の心筋細胞で増加する

Expression of the peptide hormone hepcidin increases in cardiomyocytes under myocarditis and myocardial infarction
著者 (18件):
資料名:
巻: 21  号:ページ: 749-756  発行年: 2010年08月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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微量栄養素の鉄は多くの重要な代謝反応で役割を持つ必須な成分である。ペプチドホルモンのヘプシジンは鉄の恒常性に中心的役割をしていると考えられ,その発現は鉄過負荷および炎症により誘導される。最近,ヘプシジンはまた心臓で発現していることが報告されてきたが,心臓病での改変ヘプシジン発現の動態は未知のままである。本研究では,ラットの実験的自己免疫心筋炎(EAM),ヒト心筋炎およびラット急性心筋梗塞(AMI)におけるヘプシジンの心臓での発現が調査された。ラットのEAMとAMIの心臓ではヘプシジンは心筋細胞に発現されていた。ヘプシジンと結合している細胞性鉄排出体であるフェロポーチンはまた様々な細胞で発現されていた。ヘプシジン対チトクロームサブユニット6a(Cox6a)2の発現比率の時間経過は,EMIの極く初期相およびMI後1日の梗塞域での心臓で突然100倍以上に上昇することを示した。ヘプシジン/Cox6a2発現比率はEAMおよびAMIの両方の心臓で,インターロイキン-6/γーアクチン比率と有意に相関していた(r=0.781,P<0.0001およびr=0.563,P=0.0003)。組織学的に心筋炎のヒト心臓では,その比率は心筋炎が無い場合より有意に高かった(0.0400±0.0195対0.0032±0.0017, P=0.0045)。ヘプシジンは心筋炎とMIでの心筋細胞に強く誘導され,その状態では炎症性サイトカインレベルは上昇し鉄の恒常性とフリーラジカル産生に重要な役割を果たしている可能性がある。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生理活性ペプチド  ,  循環系の基礎医学  ,  遺伝子発現 

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