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J-GLOBAL ID：201002223884563528   整理番号：10A1006430

自然(バクテリオロドプシン)におけるその他の光合成系による太陽光から電気エネルギーへの変換のプラズモニック電場増強の機構に関して:速度論的及び分光学的研究

On the Mechanism of the Plasmonic Field Enhancement of the Solar-to-Electric Energy Conversion by the Other Photosynthetic System in Nature (Bacteriorhodopsin): Kinetic and Spectroscopic Study

著者 (3件)： CHU Li-Kang (Georgia Inst. of Technol., Georgia) ,  YEN Chun-Wan (Georgia Inst. of Technol., Georgia) ,  EL-SAYED Mostafa A. (Georgia Inst. of Technol., Georgia)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 114  号： 36  ページ： 15358-15363  発行年： 2010年09月16日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 著者らは,先に提唱したAgナノ粒子(NP)によるバクテリオロドプシン(bR)光電流増大に関する機構の正しさを確かめるため,本研究を行なった。bRにはHalobacterium salinarium由来のものを用い,AgNPの径は8または40nm,濃度はそれぞれ75~300nM及び0.5~2.0nMとした。光サイクルにおけるbR及びM中間体の濃度の時間変化は,時間過渡吸収スペクトルの測定により追跡した。その結果,(1)AgNPの添加により,青色光によるbR回復及びM中間体減衰の速度の両方が加速される。これは提唱している機構を支持する結果である,(2)(1)のAgNPによる加速効果は,40nmAgNPの方が,8nmAgNPよりも約400倍大きい。電場増強効果の大きさ及びM中間体の光吸収バンドとプラズモンの吸収バンドの重なりが,両者で異なるためである,などのことが明らかになった。

シソーラス用語： *バクテリオロドプシン ,  *光合成 ,  太陽光 ,  エネルギー ,  *エネルギー変換 ,  *表面プラズモン ,  *ナノ粒子 ,  光電流 ,  Halobacterium salinarum ,  粒度依存性 ,  反応中間体 ,  サイクル ,  過渡吸収スペクトル ,  吸収バンド ,  反応機構
準シソーラス用語： *銀ナノ粒子 ,  光サイクル ,  電気エネルギー

分類 (3件)： 光合成  (EB10020I) ,  固体プラズマ  (BM02160W) ,  生物物理的研究法  (EA03020V)

タイトルに関連する用語 (8件)： バクテリオロドプシン ,  光合成 ,  太陽光 ,  電気エネルギー ,  電場 ,  増強 ,  速度論 ,  分光学的研究