文献

J-GLOBAL ID：201002223972052339   整理番号：10A0782574

グルコースのレブリン酸変換に関する熱化学の計算研究

Computational Studies of the Thermochemistry for Conversion of Glucose to Levulinic Acid

著者 (6件)： ASSARY Rajeev S. (Argonne National Lab., Illinois) ,  ASSARY Rajeev S. (Northwestern Univ., Illinois) ,  REDFERN Paul C. (Argonne National Lab., Illinois) ,  HAMMOND Jeff R. (Argonne National Lab., Illinois) ,  GREELEY Jeffrey (Argonne National Lab., Illinois) ,  CURTISS Larry A. (Argonne National Lab., Illinois)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 114  号： 27  ページ： 9002-9009  発行年： 2010年07月15日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高水準のab initio法G4とG4MP2を用い,フルクトフラノシル中間体を通したグルコースのレブリン酸変換の熱化学を調べた。フルクトフラノシル中間体を通したグルコース脱水和が5-ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)を産生し,引き続きHMFの脱水和によるレブリン酸とギ酸へ変換のエネルギー学の量子化学評価を報告した。計算した気相反応エンタルピーは水分子の脱離を含む最初の二段階が高い吸熱反応であり,一方,付加的脱離とレブリン酸を生成する再水和を含む他の段階が発熱反応であることを指示した。計算した気相自由エネルギーは最初の水脱離がなお吸熱反応であるが,エントロピー効果包有は脱水和反応段階が熱力学的に好適であることを指示した。これらのエンタルピーと自由エネルギー計算を基礎にすると,グルコースのレブリン酸変換の初期脱水和が反応の全段階を制御する重要段階らしい。グルコースの分解における脱水和と水和反応の計算に関する密度汎関数理論と他の理論的方法の評価も示した。

シソーラス用語： *アルドース ,  *脱水反応 ,  *水和 ,  反応中間体 ,  *脂肪族カルボン酸 ,  脱離反応 ,  気相反応 ,  吸熱反応 ,  発熱反応 ,  水分子 ,  自由エネルギー ,  エンタルピー ,  密度汎関数法 ,  MP2法 ,  基底関数系 ,  ab initio法 ,  量子化学 ,  互変異性 ,  エントロピー ,  ヘキソース ,  脂肪族ケトン ,  ケト酸
準シソーラス用語： B3LYP法 ,  脱水和 ,  熱化学 ,  密度汎関数理論

分類 (1件)： 加溶媒分解  (CF02040X)

物質索引 (4件)： 5-ヒドロキシメチルフルフラール ,  ギ酸 ,  グルコース ,  レブリン酸

タイトルに関連する用語 (5件)： グルコース ,  レブリン酸 ,  熱化学 ,  計算 ,  研究