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J-GLOBAL ID:201002224054676202   整理番号:10A0580665

膵臓β細胞におけるKv2.1チャネルの電位依存性代謝調節

Voltage-dependent metabolic regulation of Kv2.1 channels in pancreatic β-cells
著者 (9件):
資料名:
巻: 396  号:ページ: 304-309  発行年: 2010年05月28日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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電位開閉型カリウムチャネル(Kvチャネル)は,膵臓β細胞のブドウ糖刺激に反応した活動電位の形成に非常に重要な役割を果たす。我々は以前,Kvチャネルがブドウ糖代謝,特にMgATPにより調節されることを報告した。我々はKvチャネルの調節が電位依存性であるか,また機械論的ににチャネルのリン酸化と関連があるかを調べた。ラット膵臓β細胞において,2.8mMまたはそれ以下の低濃度のブドウ糖,または代謝阻害剤によるブドウ糖代謝の抑制は正の膜電位におけるKv2.1チャネルの活性を減ずる一方,-10mVまでの負の電位においてそれを増した。このことは,ブドウ糖代謝によるKvチャネルの調整は電位依存性であることを示唆する。同様に,組換えKv2.1チャネルを発現するHEK293細胞において,0mMのMgATPはβ細胞におけるそれと似て,チャネル活性を調整したが,10mMのMgATPはしなかった。チャネルの定常状態活性化と不活性化の動態は,β細胞におけるアルカリホスファターゼの細胞質ゾル透析によりチャネルの電位依存性調整と関連して負の電位へ向けて移った。Kvチャネルの電流と電圧の関係の調整はブドウ糖が刺激する電気的興奮の間および後でも見られた。これらの結果はMgATPの産生および/またはチャネルのリン酸化/脱リン酸化を含む細胞代謝がブドウ糖が誘導するインスリン分泌の間のKv2.1チャネルの生理学的調整の下にあることを示唆する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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代謝一般  ,  細胞膜の受容体  ,  すい臓 
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