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J-GLOBAL ID：201002224161041520   整理番号：10A0269073

腸内微生物と共に恒常性を維持する免疫適応

Immune adaptations that maintain homeostasis with the intestinal microbiota

著者 (3件)： HOOPER Lora V. (Univ. Texas Southwestern Medical Center, Texas, USA) ,  MACPHERSON Andrew J. (Univ. Bern, Bern, CHE) ,  MACPHERSON Andrew J. (McMaster Univ., Ontario, CAN)
資料名： Nature Reviews. Immunology  (Nature Reviews. Immunology)
巻： 10  号： 3  ページ： 159-169  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： W1371A  ISSN： 1474-1733  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 腸管免疫系が常在菌による日和見感染を制限する一方で病原体には適切に反応するように独自に適応するメカニズムを解説した。粘液層,抗菌蛋白質,IgAは細菌と腸上皮細胞が相互作用することを制限している。Th17細胞,調節性T細胞,Th1細胞などの腸管CD4⁺T細胞は腸管樹状細胞,マクロファージ,NK細胞と共にネットワークを形成している。上皮細胞を通り抜けた細菌はこのネットワークにより急性炎症応答を起こさずに排除される。粘膜免疫は過度の炎症を起こさずに常在菌を腸管内腔に留めるが,腸感染を適度な炎症で一掃する「防火壁」の役割を果たす。炎症性腸疾患はヒト宿主と微生物の間の相互作用の調節不全が原因で発病すると考えられている。

シソーラス用語： *腸内微生物 ,  粘膜免疫 ,  *免疫 ,  日和見感染 ,  免疫グロブリンA ,  粘液 ,  タンパク質 ,  ヘルパーT細胞 ,  マクロファージ ,  樹状細胞 ,  NK細胞 ,  炎症 ,  腸疾患 ,  ホメオスタシス ,  ヒト ,  T細胞 ,  *腸管免疫 ,  炎症性腸疾患 ,  CD4陽性T細胞
準シソーラス用語： Tリンパ球 ,  抗菌蛋白質 ,  CD4+ T細胞

分類 (1件)： 生体防御と免疫系一般  (ED01010F)

タイトルに関連する用語 (4件)： 腸内微生物 ,  恒常性 ,  免疫 ,  適応