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J-GLOBAL ID：201002224228619130   整理番号：10A0826396

摩擦モデル実験によるシリンダライナの表面分析と内燃エンジン

Surface analysis of cylinder liners from tribological model experiments and internal combustion engines

著者 (5件)： TOMASTIK C. (Austrian Center of Competence for Tribology, Wiener Neustadt, AUT) ,  JECH M. (Austrian Center of Competence for Tribology, Wiener Neustadt, AUT) ,  WOPELKA T. (Austrian Center of Competence for Tribology, Wiener Neustadt, AUT) ,  FRANEK F. (Austrian Center of Competence for Tribology, Wiener Neustadt, AUT) ,  FRANEK F. (Vienna Univ. Technol., Vienna, AUT)
資料名： Surface and Interface Analysis  (Surface and Interface Analysis)
巻： 42  号： 6/7  ページ： 1357-1360  発行年： 2010年06月 
JST資料番号： E0709A  ISSN： 0142-2421  CODEN： SIANDQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 過共晶アルミニウム-ケイ素(Al-Si)合金は軽くて優れた機械的性質ならびに摩耗耐性を有することから近年,内燃機関のシリンダとして用いられるようになってきた。しかしこれらの合金は不均一的で表面での摩擦過程はきわめて複雑である。本研究では内燃エンジン及び摩擦計に用いられているAl-Si合金シリンダライナの表面分析を行った。表面硬度と弾性係数はナノ刻印法により調べた。また,表面の化学組成はX線光電子分光法により調べた。内燃エンジンと摩擦計からの試料の大きな違いは,エンジンシリンダライナのAlマトリックス上にはススの層と潤滑材の残留物が残っていることである。摩擦計からの試料にはそのような残留物は認められなかった。この結果はシリンダライナ表面上の摩擦層の形成には燃焼過程とその残留生成物が有意に影響することを示唆する。

シソーラス用語： 内燃機関 ,  *シリンダライナ ,  *過共晶合金 ,  *アルミニウム合金 ,  *ケイ素含有合金 ,  *表面分析 ,  *摩擦試験 ,  摩擦 ,  硬度 ,  弾性係数 ,  X線光電子分光法
準シソーラス用語： 内燃エンジン

分類 (4件)： 非鉄金属材料  (WE03000D) ,  その他の機械要素  (QB01120F) ,  金属の機械的性質  (BL01022T) ,  界面化学一般  (CB12010J)

タイトルに関連する用語 (5件)： 摩擦モデル ,  実験 ,  シリンダライナ ,  表面分析 ,  内燃エンジン