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J-GLOBAL ID：201002224505274693   整理番号：10A0876893

溶解ケイ酸ナトリウムの構造について振動分光法は何を語れるか?

What can vibrational spectroscopy tell about the structure of dissolved sodium silicates?

著者 (4件)： HALASZ Istvan (PQ Corp., R&D Center, 280 Cedar Grove Road, Conshohocken, PA 19428, USA) ,  AGARWAL Mukesh (PQ Corp., R&D Center, 280 Cedar Grove Road, Conshohocken, PA 19428, USA) ,  LI Runbo (PQ Corp., R&D Center, 280 Cedar Grove Road, Conshohocken, PA 19428, USA) ,  MILLER Neil (PQ Corp., R&D Center, 280 Cedar Grove Road, Conshohocken, PA 19428, USA)
資料名： Microporous and Mesoporous Materials  (Microporous and Mesoporous Materials)
巻： 135  号： 1-3  ページ： 74-81  発行年： 2010年11月 
JST資料番号： E0642C  ISSN： 1387-1811  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 種々のケイ酸ナトリウムの水溶液はゼオライトとメソポーラス固体の合成用によく使われる成分であるが,それらの構造はあまり理解されていない。この論文のねらいは,このような構造的情報を得るためにFTIRとRaman分光法の能力を探求することである。平均モル重量と解離水準は溶解ケイ酸塩のNa/Si比と濃度の関数であることを示している。よく使われる考えと対照的に,広く使われる商業溶液のほんのいくつかは,pH>11で主にモノマを含み,実際上重要な0.2~3mol/L濃度範囲で,Na⁺とケイ酸塩アニオンへの解離は,30%と90%間のままである。発表済みのQⁿと関連した,FTIR分光法で測定したν_asSi-O-Si伸縮振動(≧800cm^-1)の同定は,これらのケイ酸塩に適用できないことが判ったが,相当するRaman同定は,メタケイ酸塩モノマのスペクトルが~870cm^-1RamanバンドのQ⁰同定を支持しないことを除いて有効であるだろう。ゼオライト合成材料に最も良く使われる希薄N-ケイ酸塩を除いて,これらのRamanデータは,研究したすべてのケイ酸塩構造は,少量の末端Q¹型ユニットを伴うQ²型[SiO₄]テトラヘドラで主に構成されることを示唆する。Q³の結合性の不在は,Si²⁹NMRで同定された多くの考えられる構造とまた,ゼオライト合成の第二構造ユニットとして寄与する二重3,4,5あるいは6員環構造の可能性のある存在を否認する。420~450cm^-1バンドに関連した一般的O-Si-Oと並んで,Ramanのみが,<800cm^-1にはっきりとした変形振動を示す。それらのいくつかは,小さなシロキサン環の発表済みの振動と一致できる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ケイ酸ナトリウム ,  *分子構造 ,  *溶液構造 ,  *振動分光法 ,  *水溶液 ,  合成ゼオライト ,  材料 ,  *FTIR分光法 ,  *Raman分光法 ,  解離 ,  濃度依存性 ,  *伸縮振動【分子】
準シソーラス用語： メソポーラス材料

分類 (3件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  無機化合物の赤外・Ramanスペクトル(分子)  (BH06032B) ,  電解質水溶液  (CB05020K)

タイトルに関連する用語 (3件)： 溶解 ,  ケイ酸ナトリウム ,  振動分光法