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J-GLOBAL ID:201002224611544233   整理番号:10A0516336

多価不飽和脂肪酸は,重要な腸のコレステロール吸収蛋白質NPC1L1のin vitro発現を下方制御する:単不飽和脂肪酸も飽和脂肪酸も影響はない

Polyunsaturated fatty acids down-regulate in vitro expression of the key intestinal cholesterol absorption protein NPC1L1: no effect of monounsaturated nor saturated fatty acids
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資料名:
巻: 21  号:ページ: 518-525  発行年: 2010年06月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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いくつかの輸送蛋白質は,腸のコレステロール吸収を管理する。これらの蛋白質のうち,NPC1L1はこのプロセスの重要な寄与体である。脂肪酸(FA)は未知のままであるメカニズムによってコレステロール吸収を調整する。蛋白質がin vitroのヒト腸細胞において,コレステロール吸収に関係するNPC1L1他のタンパク質(SR-BI,ABCG5,ABCG8,ABCA1,CAV-1,ANX-2)に関して飽和脂肪酸(SFAs),モノ不飽和脂肪酸(MUFAs),多価不飽和脂肪酸(PUFAs)の影響を評価する。このプロセスにおけるSREBPs,PPARs,LXR,RXRの役割もまた調査された。Caco-2/TC-7腸細胞は,FAウシ血清アルブミンの広範囲にわたる濃度(50-300のμM)で,24時間インキュベートされた。遺伝子発現は,定量的リアルタイムPCRによって分析された。腸細胞膜に存在するNPC1L1蛋白質は,ウエスタンブロットを使用して分析された。NPC1L1 mRNAレベルは,n-3 PUFAs,エイコサペンタエン酸(EPA),ドコサヘキサエン酸(DHA)(P<.05)によって35-58%減少した。リノール酸(n-6),パルミチン酸,オレイン酸は,NPC1L1 mRNA発現に影響を及ぼさなかった。ABCA1 mRNAレベルは,n-6アラキドン酸によって44-70%,n-3 EPAによって43-55%減少した(P<.05)。LXRおよびLXR+RXRアゴニストはNPC1L1 mRNA発現をそれぞれ28%と57%減少した(P<.05)。200μM濃度のEPAおよびDHAは,腸細胞膜におけるNPC1L1蛋白質発現をそれぞれ58%と59%減少させた。PUFAs n-3 EPAとDHAがNPC1L1 mRNA発現を下方制御することを証明した。そのうえ,PUFAsもまた腸細胞膜におけるNPC1L1蛋白質発現を下方制御する。LXRおよびRXR活性は,類似した抑制効果を誘発した。n-3 PUFAsの脂質低下の効果は,NPC1L1遺伝子レベルでこれらの作用によっていくぶんもたらされることができた。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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食用油脂,マーガリン  ,  脂質の代謝と栄養  ,  遺伝子発現 

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