造骨性MC3T3-E1細胞における5-HT<sub>2A</sub>受容体の機能的発現

HIRAI Takao; KANESHIGE Kota; KUROSAKI Teruko; NISHIO Hiroaki

文献

J-GLOBAL ID：201002224718847123 整理番号：10A0580660

造骨性MC3T3-E1細胞における5-HT_2A受容体の機能的発現

Functional expression of 5-HT_2A receptor in osteoblastic MC3T3-E1 cells

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巻： 396 号： 2 ページ： 278-282 発行年： 2010年05月28日
JST資料番号： B0118A ISSN： 0006-291X 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

以前の研究で,我々は5-ヒドロキシトリプタミン(5-HT,セロトニン)の機能に関連したタンパク質の遺伝子発現を報告し,マウス骨芽細胞における5-HT₂受容体サブタイプのありうる関与を解明した。本研究において,我々は骨芽細胞株MC3T3-E1細胞における5-HT受容体サブタイプとその不活性化システムのありうる関与を評価した。5-HTだけでなく5-HT_2Aおよび5-HT受容体選択的アゴニストDOIも濃度依存的にMC3T3-E1細胞の増殖活性をそれらの未成熟期に増した。細胞増殖に対する5-HTのこの効果は5-HT_2A受容体特異的アンタゴニストであるケタンセリンにより阻害された。その上DOIが誘導する細胞増殖とERK1および2タンパク質のリン酸化は,濃度依存的にMEKの選択的阻害剤PD98059およびU0126により阻害された。さらに,細胞外5-HTの機能を不活性化する5-HT特異的再取り込み阻害剤フルオキセチン処理は濃度依存的にMC3T3-E1細胞の増殖活性を有意に増した。我々のデータは5-HTが骨芽細胞のそれらの未成熟期における増殖に関し役割を果たすことを示す。注目に値することに,5-HT_2A受容体は,MC3T3-E1細胞において,少なくとも部分的にERK/MAPK経路を通じて骨芽細胞増殖の下にある機構を調節するために機能的に発現するのかもしれない。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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骨格系 , 細胞膜の受容体

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造骨性MC3T3-E1細胞における5-HT2A受容体の機能的発現

造骨性MC3T3-E1細胞における5-HT_2A受容体の機能的発現