文献

J-GLOBAL ID：201002224731917912   整理番号：10A1061541

ミクロフィブリル化セルロースと微細繊維がクラフトパルプ懸濁液の脱水性及び紙強度に与える影響

Effect of microfibrillated cellulose and fines on the drainage of kraft pulp suspension and paper strength

著者 (5件)： TAIPALE Tero (Aalto Univ. School of Sci. and Technol., Espoo, FIN) ,  OESTERBERG Monika (Aalto Univ. School of Sci. and Technol., Espoo, FIN) ,  NYKAENEN Antti (Aalto Univ. School of Sci. and Technol., Espoo, FIN) ,  RUOKOLAINEN Janne (Aalto Univ. School of Sci. and Technol., Espoo, FIN) ,  LAINE Janne (Aalto Univ. School of Sci. and Technol., Espoo, FIN)
資料名： Cellulose  (Cellulose)
巻： 17  号： 5  ページ： 1005-1020  発行年： 2010年10月 
JST資料番号： W1128A  ISSN： 0969-0239  CODEN： CELLE8  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ミクロフィブリル化セルロース(MFC)と微細繊維がクラフトパルプ懸濁液の脱水性及び紙強度に与える影響を検討した。異なるタイプのMFCと微細繊維の懸濁液を作成し,その特質を明らかにした上で紙用パルプ懸濁液に添加した。固定剤には高~中程度分子量のカチオン性多価電解質を用いた。添加剤を含んだパルプ懸濁液の脱水性をそれから作成された手漉き紙の強度に対して評価した。また塩濃度,pH,固定剤の種類,フィブリル性物質の種類および添加量が脱水性に与える影響も見た。作成した全てのMFC,微細繊維のサンプルは製法も異なり,明らかに異なる性質を示した。また脱水性及び紙強度に与えた影響もそれぞれ特異的であった。一般的にMFCを添加するとし紙強度は向上するが脱水性は低下した。しかしながら最適物質を選択し製造条件を最適化することで脱水性を悪化させることなく紙強度を向上させることができた。

シソーラス用語： *微細繊維 ,  *セルロース ,  *クラフトパルプ ,  *懸濁液 ,  *脱水 ,  *紙特性
準シソーラス用語： ミクロフィブリル【繊維】 ,  *ミクロフィブリル化セルロース

分類 (2件)： 紙料とその調製  (YL03010L) ,  紙・紙製容器の性質・試験  (YL04020D)

タイトルに関連する用語 (5件)： ミクロフィブリル化セルロース ,  微細繊維 ,  パルプ懸濁液 ,  脱水性 ,  紙