ヒト胎盤栄養芽層のシステムAアミノ酸輸送体活性へのSNAT1の寄与

DESFORGES M.; GREENWOOD S.l.; GLAZIER J.d.; WESTWOOD M.; SIBLEY C.p.

文献

J-GLOBAL ID：201002224769899764 整理番号：10A0760647

ヒト胎盤栄養芽層のシステムAアミノ酸輸送体活性へのSNAT1の寄与

The contribution of SNAT1 to system A amino acid transporter activity in human placental trophoblast

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資料名：
巻： 398 号： 1 ページ： 130-134 発行年： 2010年07月16日
JST資料番号： B0118A ISSN： 0006-291X 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

胎盤を横切るシステムA介在アミノ酸輸送は胎児成長に必要な中性アミノ酸の供給に重要である。3つのシステムAサブタイプ(SNAT1,2,4)のすべてがヒト胎盤栄養芽層に発現していることから,それぞれ重要な生物学的役割があることが示唆される。胎盤システムA活性は,胎児の栄養要求と一致して妊娠の進行と共に増加する。著者らは以前,SNAT4介在システムA活性が満期胎盤よりも最初の3カ月で高いことを示したことから,SNAT1および/あるいはSNAT2が妊娠後のシステムA活性増加に応答することが示唆された。しかしながら,満期栄養芽層の輸送体活性への各サブタイプの相対的寄与はまだ調べられていない。この研究の目的は,満期胎盤から単離され,66h培養された栄養膜細胞のシステムAの有意なサブタイプを同定することである,方法は:3つのサブタイプのmRNA発現を測定すること,システムA特異的基質,¹⁴C-MeAIB取込みのMichaelis-Menten定数を決定すること,(2)siRNAを用いて全システムA活性へのSNAT1の寄与を調べることである。結果:mRNA発現はシステムAのSNAT1サブタイプが最も高かった。¹⁴C-MeAIB取込みの反応速度解析は,2つの異なる輸送系をあきらかにした;システム1:K_m=0.38±0.12mM,V_max27.8±9.0pmol/mg蛋白質/20minで,それは他の細胞タイプでSNAT1とSNAT2について報告されたものと似ている,そしてシステム2:K_m=45.4±25.0mM,V_max1190±291pmol/mg蛋白質/20minで,潜在的にSNAT4をあらわす。標的特異的siRNAを用いたSNAT1 mRNAの成功したノックダウンは,システムA活性を減少させた(平均75%ノックダウン,n=7)。結論:これらのデータは,満期胎盤でSNAT1がシステムA活性のキー寄与因子であることを証明することによってヒト胎盤栄養芽層におけるアミノ酸輸送のシステムAサブタイプの相対的重要性に関する著者らの理解を支持する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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細胞膜の輸送 , 蛋白質・ペプチド・アミノ酸の代謝と栄養

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