文献

J-GLOBAL ID：201002224776103851   整理番号：10A1053977

ParMRCシステム: アクチン様フィラメントによるプラスミド分離の分子機構

The ParMRC system: molecular mechanisms of plasmid segregation by actin-like filaments

著者 (3件)： SALJE Jeanne (Medical Res. Centre Lab. Molecular Biology, Cambridge, GBR) ,  GAYATHRI Pananghat (Medical Res. Centre Lab. Molecular Biology, Cambridge, GBR) ,  LOEWE Jan (Medical Res. Centre Lab. Molecular Biology, Cambridge, GBR)
資料名： Nature Reviews. Microbiology  (Nature Reviews. Microbiology)
巻： 8  号： 10  ページ： 683-692  発行年： 2010年10月 
JST資料番号： W1394A  ISSN： 1740-1526  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アクチン様蛋白質ParM,DNA結合アダプター蛋白質ParRおよび動原体様領域parCから構成されるParMRCシステムによる双極性DNA分離の分子機構について概説した。まず,ParM線維に関して,プラスミド分離において果たす役割,アクチン線維および微小管との相違点,結晶構造解析に基づく立体配座と立体配座変化,およびフィラメント形成と構造を解説した。次に,ParR-parCアダプター複合体の構造を解説し,ParR-parC複合体がプラスミドのクラスター形成において重要であることを示した。また,ParR-parC複合体がParMフィラメントの末端に結合することで,ParMが安定した線維束を形成することも示し,三者間複合体の形成モデルについて議論した。最後に,他の細菌で見出されたParMRC様システムについてもまとめ,そのうちAlfABシステムについて解説した。

シソーラス用語： *プラスミド ,  *タンパク質 ,  *DNA結合タンパク質 ,  *アダプタータンパク質 ,  アクチン ,  アクチンフィラメント ,  *タンパク質核酸複合体 ,  *動原体 ,  ヌクレオチド配列 ,  *遺伝子 ,  配座転移
準シソーラス用語： *parC遺伝子 ,  *ParM蛋白質 ,  *ParR蛋白質 ,  *R1プラスミド

分類 (2件)： 細胞分裂・増殖  (EF02020D) ,  微生物の生化学  (EG03020N)

タイトルに関連する用語 (4件)： アクチン ,  フィラメント ,  プラスミド ,  分子機構