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J-GLOBAL ID：201002224778856806   整理番号：10A0264732

拡張疎水性と親水性表面近傍の水のゆらぎ

Fluctuations of Water near Extended Hydrophobic and Hydrophilic Surfaces

著者 (3件)： PATEL Amish J. (Univ. California, California) ,  VARILLY Patrick (Univ. California, California) ,  CHANDLER David (Univ. California, California)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 114  号： 4  ページ： 1632-1637  発行年： 2010年02月04日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 理論に従うと,サブnm長さ規模の水の密度ゆらぎはGauss統計学に従い,一方,一層長い規模の水の密度ゆらぎはこの挙動から顕著に変位する。幾つかのグループはこれらのゆらぎの統計学を調べている。ここでは,初期の研究で小さな長さ規模から基本的に異なることが予期される大きな長さ規模のゆらぎの統計学を報告した事実によって,初期の研究と差別化した。バルク中と同様に疎水性と親水性表面の両方で異なるサイズと形状のプローブ体積中水の密度ゆらぎについて確率分布を誘導するため液体水のSPC-Eモデルの分子動力学シミュレーションを使用した。純粋溶媒中,大きな長さ規模のゆらぎは非常に稀であるが,これらはここでの関心事のゆらぎである。分子動力学統合アルゴリズムと容易に組合せることができる粗粒密度のバイアスサンプリングでもってこの結果を得た。この主な結果は疎水性表面近傍の水の密度ゆらぎに対する確率が表面水引力の有無でもって水-蒸気界面で密度ゆらぎに類似していることである。特に,表面近傍の密度枯渇の確率がバルク中の確率に比較して顕著に大きく,この増強確率が集合体の疎水性力に係わっている。対照的に,モデル親水性表面近傍の水の密度ゆらぎの統計学はバルクの統計学に類似していることを見いだした。

シソーラス用語： 疎水性 ,  親水性 ,  *表面水 ,  *密度 ,  *ゆらぎ ,  統計学 ,  *確率分布 ,  水モデル ,  標本抽出 ,  分子集合体 ,  気液界面 ,  分子動力学 ,  計算機シミュレーション ,  水分子
準シソーラス用語： アンブレラサンプリング ,  サンプリング【統計】 ,  ゆらぎ現象 ,  粗粒モデル ,  分子動力学シミュレーション ,  密度ゆらぎ

分類 (1件)： 溶液論一般  (CB05010Z)

タイトルに関連する用語 (6件)： 拡張 ,  疎水性 ,  親水性 ,  近傍 ,  水 ,  ゆらぎ