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J-GLOBAL ID:201002224889162277   整理番号:10A0112953

日本の沿岸産ホンダワラ科海藻におけるフロロタンニンの季節的変動

Seasonal variation of phlorotannin in sargassacean species from the coast of the Sea of Japan
著者 (7件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 53-61  発行年: 2010年01月 
JST資料番号: W0962A  ISSN: 1322-0829  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究は,褐藻類の生育段階のフロロタンニンの濃度変化は報告だが,環境要因の変動に関わるフロロタンニン濃度の振れやすさから基本的な個体発生の変異決定は困難であった。しかし,5種類のホンダワラを調べた範囲では,何れも類似の季節的な濃度変化を示し,7月から8月にかけて濃度の山があり,冬にかけ次第に減少した。多重解析の結果,葉状体の生育サイズ濃度の関係は見出せず,ある種では周囲の無機成分が濃度に影響した。一年を通じて,萌芽部位のほうが,長軸より濃度が高かった。屋外の水槽でホンダワラの葉状体を胚から養殖し,月毎に調べると幼苗期では濃度が乾重の3~4%であったのが,7.5cm以上に達した葉状体では1%以下に減少した。しかし,養殖体を内海の浜に移植すると直ぐに濃度が5.3%まで増加し,やがて次第に減少していった。この様に,幼若の葉状体ではフロロタンニンが劇的な環境変化に伴って変動することが判った。
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分類 (2件):
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植物の生化学  ,  海藻類 
引用文献 (48件):
  • ABDALA-DIAZ, R. T. Daily and seasonal variations of optimum quantum yield and phenolic compounds in Cystoseira tamariscifolia (Phaeophyta). Mar. Biol. 2006, 148, 459-465
  • AMSLER, C. D. Defensive and sensory chemical ecology of brown algae. Adv. Bot. Res. 2006, 43, 1-91
  • ARNOLD, T. M. To grow and defend : lack of tradeoffs for brown algal phlorotannins. Oikos. 2003, 100, 406-408
  • BISCHOF, K. Ultraviolet radiation shapes seaweed communities. Rev. Environ. Sci. Biotechnol. 2006, 5, 141-166
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