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J-GLOBAL ID:201002224981985891   整理番号:10A0723956

蚊の媒介能に対する気温の遅れ効果が台湾南部におけるデング熱の変動を説明する:統計解析による考察

Lagged temperature effect with mosquito transmission potential explains dengue variability in southern Taiwan: Insights from a statistical analysis
著者 (7件):
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巻: 408  号: 19  ページ: 4069-4075  発行年: 2010年09月01日 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究の目的は,気象要因と蚊(ネッタイシマカ)の多さとを関連づけて,2001-2008年の台湾におけるデング熱の流行パターンへの気候変動の影響を検討することにあった。時間のずれの有無によるスピアマンの順位相関検定を行い,台湾の北部の台北市と南部の高雄市,それぞれにおけるデング熱発生率と気象要因(即ち,最低・平均・最高気温,相対湿度(RH),降水量)の全体的相関,及び,ブレトー指数(BI)>2の百分率を調べた。一般化推定方程式(GEE)を用いてポアソン回帰分析を行った。準尤度をベースとした情報量基準(QICu)に基づき,最節約モデルを選定した。スピアマンの順位相関検定は,台北市では,週平均(ρ=0.28,p<0.0001)・最高(ρ=0.26, p<0.0001)・最低(ρ=0.30,p<0.0001)気温においてほんのわずかの正の傾向があることを示した。然しながら,高雄市では,週平均(ρ=-0.32,p <0.0001)・最高(ρ=-0.30,p<0.0001)・最低(ρ=-0.30,p<0.0001)気温の全てにおいて負の傾向があった。本研究では,GEE手法に基づいて,3か月遅れの降水量・最低気温・RHと,1か月遅れのBI百分率>2が,高雄市におけるデング熱発生率の有意な予測変数であると結論した(QICu=-277.77)。本研究は,暖かい気温と湿度上昇に3か月遅れた蚊の高密度が,台湾においてヒトのデング熱への感染の媒介率を高めることを示唆した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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感染症・寄生虫症一般  ,  気象学一般 

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