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J-GLOBAL ID：201002225070263445   整理番号：10A1754764

メルトドラッグ法によって作製したAZ31マグネシウム合金板の冷間コニカルカップ特性

Conical cup properties at room temperature of AZ31 magnesium alloy sheet produced by melt drag process

著者 (2件)： 西田進一 (早稲田大学理工学術院基幹理工学部機械科学・航空学科) ,  本村貢 (早稲田大学理工学術院基幹理工学部機械科学・航空学科)
資料名： 軽金属  (Journal of Japan Institute of Light Metals)
巻： 60  号： 10  ページ： 477-481 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： F0772A  ISSN： 0451-5994  CODEN： KEIKA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： メルトドラッグ法によって保護ガス中でAZ31マグネシウム合金の薄板を作製し,溶体化熱処理やヒーターロール圧延を施した。メルトドラッグ状態の板材(MD材),熱処理材及び圧延材の引張試験及びコニカルカップ試験を行い,冷間での機械的性質と成形性を評価した。またミクロ組織を観察し,X線により結晶方位を測定した。本法により金属光沢を有する板幅110mmの凝固割れ等のない薄板が製造可能であった。MD材の平均結晶粒径は39μmであり,溶体化処理後も変化しなかった。本法による薄板は市販圧延材(結晶粒径10μm以下)と比較して,加工硬化指数(n値)が大きく,降伏比(耐力+引張強さ)が小さかった。集合組織の観察からMD材と圧延材はランダム方位を有した。本法による薄板は市販材よりも優れた深絞り張出成形性を示した。

シソーラス用語： ストリップキャスティング ,  急冷凝固 ,  *マグネシウム合金 ,  薄板 ,  溶体化処理 ,  圧延 ,  引張試験 ,  *成形性 ,  深絞り加工 ,  バルジ成形 ,  結晶方位 ,  集合組織 ,  結晶粒径 ,  n値【加工硬化】 ,  *機械的性質
準シソーラス用語： AZ31 ,  *メルトドラッグ法 ,  降伏比

分類 (3件)： 鋳造法,鋳込  (WC01030Q) ,  機械的性質  (WB02030U) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N)

引用文献 (35件)：

• 1) 日本マグネシウム協会:マグネシウム技術便覧,カロス出版,(2000),1–17.
• 2) 日本塑性加工学会:マグネシウム加工技術,コロナ社,(2004),5–11.
• 3) 日本マグネシウム協会:マグネシウム,36(2007),1–9.
• 4) 松岡信一:塑性と加工,48(2007),355–357.
• 5) 鎌土重晴:塑性と加工,48(2007),358–366.

タイトルに関連する用語 (4件)： メルトドラッグ法 ,  作製 ,  AZ31マグネシウム合金 ,  カップ