抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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JR東海では,700系新幹線車両の床下電気機器フィルタの交換・清掃周期延伸を図るため,フィルタの汚損状況及び通気量の調査を行った。調査にあたり通気状態を評価する指標として風速を用いることとし,フィルタを取付けて風速を測定する筒状の風洞を製作した。試験車両を選定し,全般検査出場から入場までのフィルタ性能の確認を行った。その結果以下のことが分かった。1)フィルタの汚損の影響と思われる風速の損失は2割程度であり,通気状態が維持されていた。2)フィルタを全般検査出場から入場まで継続使用しても,電気機器の故障や不具合の発生はなかった。これらのことから,現在8回目の交番検査毎に交換しているフィルタの交換周期を延伸することが可能であることが分かった。今後はN700車両についても同様な検討を行い,更なる検修コストの低減に努めていく。