抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,農業への企業参入の状況や制度の歴史にも触れたうえで,参入をめぐる課題や今後の展望について,次の項目に沿って記述した。1)企業等の農業参入の現状(農業参入の推移),2)これまでの制度の推移(農地法等の改正の経緯),3)農業参入の課題等(参入企業の農業経営の概況,農地の借入れ,考察),4)今後の展望(今回の農地改正と農業の企業参入,企業参入の選択肢としての農業生産法人),である。企業参入が進むにつれ,経営面の課題がクローズアップされることが多くなると考えられる。この課題は,実は,一般の農業経営が抱える課題と共通である。また農業の「担い手」の多様化は進んでいるが,まだ,圧倒的多数の「担い手」は個別・零細な農業者であり,これらを無視した農地政策も農業政策もありえないと考える。